2023/08/02
冤罪や警察による証拠捏造はあることを前提に
袴田さんの冤罪事件に関しては、検察が時間稼ぎをして、袴田さんが亡くなられるのを待っているのではないかという疑いを拭えません。この事件は、警察による証拠の捏造もあって、国家が故意に無実の人の命を奪うおそれのあった決して許してはならない事件で、袴田さんの人生を奪ったと言うことでは、可能な限り速やかに無実を確定すべきであると国民のほぼ全員が怒りをもって注視している事件です。
三権分立の観点から、このような恐ろしい事例が繰り返されないよう立法府と行政府が厳しく監視すべき責任があるのですが、制度の見直しが議論されることはありません。これは国会議員、内閣の許されざる怠慢としか言いようがありません。
証拠の捏造と思われる事例はこの事件だけに留まりません。国家による冤罪をなくすため、再審制度の改正とともに、証拠品を吟味する専門の部署の新設、そして捏造があった場合は処罰する法律を成立させるべきだと強く主張したいと思います。
国会では私たちが知らない数百もの法律が成立しています。国会議員は、ニュースで取り上げられるような、早急に対処すべき問題に対して、もっと敏感であるべきであると強く申し上げたいと思っています。