2022/08/23
信教の自由に明確な線引を
自民党と旧統一教会との関係が取り沙汰されていますが、統一教会に限らず自民党を支持する宗教団体は数多くあります。これは私の推測ですが、おそらく岸信介元総理が多くの宗教団体に働きかけて、宗教法人税を徴収する法律を作らない、詐欺行為に近いような事があっても警察が動かないといった条件を提示して、いわゆる「みかじめ料」のような形で政治資金や票を提供してもらうということを昔からやっていたのではないでしょうか。
宗教法人ならばどんな違法行為があっても取り締まることができないということになると殺人を犯してもそれが教義に基づいているならば取り締まることができないということにもなりかねません。また、宗教法人税を徴収している国もあって、税金を徴収することが信教の自由を脅かすということには決してならないのだと思います。
信教の自由に関してはどこかで明確に線引きをする必要があります。今回の事件をきっかけに宗教団体であっても違法行為は明確に取り締まる、献金に対しても収入に対する総量規制のようなものを作る、組織ぐるみの違法行為が繰り返されるようならば解散するよう命令するための条件を明確にするべきなのだと思います。
それらの法律が濫用されないようにその運用は慎重でなくてはなりませんし、不服がある場合には司法において判断を下せるようにする必要はあるのだと思います。
次の国会では宗教法人税を含めて、信教の自由に対して明確な線引ができるような法案を提出して、しっかりと審議していただきたいと思っています。