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EXILE・AKIRAさんの映画『マッドマックス』声優起用について

 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の吹き替えの主役に、EXILEのAKIRAさんが選ばれたということで、批判をしている人がいますが、私は、欧米の映画の吹き替えを声優さんがするのは、もういいのではないかと思っています。

 なだぎさんや友近さんが米国のドラマのパロディを一時期していたように、正直に言って声優さんの吹き替えは不自然極まりない場合が多く、実際に吹き替えなしで見たときに、余りにも違うので驚くことが多いです。

 逆に吹き替えのほうがいいという場合も当然あるのですが、私の中ではそれは稀なケースと言わざるを得ません。

 一昔前に、「X-FILE」がテレビ放映されていた時には、戸田恵子さんのスカリーは普通の声優さんの感じでしたが、風間杜夫さんの吹き替えは本当に良くて、デイビット・ドゥカブニーの演技と非常にマッチしていて、「俳優さんの吹き替えはすごくいいな」と、とても感心して見ていました。

 アニメのような現実ではない派手な動きや、逆に生命のないものに命を吹き込むというところでは、声優さんは素晴らしい才能がありますし、本当に厳しい訓練をされていて、心を動かされることも珍しくありませんが、やはり、実際の人間の演技に声優さんの吹き替えは、やはり違和感がある場合が多く、芸人さんが真似をするように滑稽な場合もあるように思います。

 ジブリのアニメの場合には、昔は声優さんを使っていましたが、今は俳優さんが演じる場合がほとんどで、それがジブリの画風によくあっているのだと思います。ジブリの場合には、人間が感じる心象風景に忠実で、ある意味実写よりもリアリティを強く感じる場合があって、それが声優さんよりも、俳優さんの方が作画によりマッチするのだと思います。決して話題作りの為だけではないように思います。

 私は英語の勉強も兼ねて吹き替え版は見ないのですが、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」も、いい味の吹き替えになるのではないかと私は思っています。

 「吹き替えはプロの声優さん」という固定観念はもう捨てて、多くの人が俳優さんの吹き替えも楽しめるようになるといいなと思っています。
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