2016/09/18
小池都知事を支援した7人の区議に対して離党勧告
自民党の東京都連は16日会合を開き、先の都知事選挙で、小池都知事を支援した党所属の区議会議員7人について、「党の方針に反する行為で責任は重大だ」として、来月末までに離党するよう勧告することになりました。これは、自らの首を絞めることになりかねず、決して賢い選択とは言えないのだと思います。
小池都知事は政治塾を立ち上げていて、小池新党の準備を進めているとも言えて、小池都知事を支援した7人が離党ということになれば、小池都知事としても応援してもらった恩に応えるためにも、区議会議員を含めた新党の立ち上げを進めていかざるを得ないのだと思います。災いは都議会だけにとどまらず、各市区町村議会に及ぶ様相を呈するおそれも出てきました。
都連も小池都知事と共に都議会の改革に積極的に取り組めば、小池都知事も新党を立ち上げる必要もなく来年の都議選も安泰だったのだと思いますが、小池新党対自民公明という形になれば、都知事選の結果から考えると、自民公明の支持者が小池新党に流れる公算が高いと言わざるを得ないので、民進や共産ではなく自民公明の議員が落選することも十分に予想されるのだと思います。
さまざな恨みのようなものがあるのだと思いますが、感情的になれば大きな災いを自ら招く結果になるということはほぼ間違いないのだと思います。
感情に流されるというのは幼稚な行為で、決して賢い判断はできないのだと思います。
状況や有権者の動向を冷静に分析し、適切な行動を取り続けなければ、一寸先は闇というのが政治の常識なのだと思います。
やはり、長年与党にいた奢りが冷静な判断力を奪ったと言わざるを得ないのだと思います。
豊洲建設も莫大な予算を食い、オリンピックの施設も常識離れした莫大な予算が予定されているのは、利権がらみということが十分に予想され、自民党都議も何らかの形で禊を強要されることもあるのだと思います。
東京都は、少子化、子育て、介護といった様々な問題を抱えていて、利権がらみの公共事業をやっている余裕はありません。常識はずれの無駄遣いを一掃し、適切な予算の執行が行なわれるようになることを心から望んでいます。