2019/05/02
天皇制存続のために
これまで現天皇陛下と秋篠宮さまで分担されていた公務を秋篠宮さまお一人でご負担することになって、公務の見直しも必要なのではないかと言われています。皇族の少子化問題は深刻で、早急に手を打つ必要があるのだと思います。女性宮家の創設や女性天皇、女系天皇という話がありますが、女性皇族に皇室に残っていただくという話ならばかろうじて実現可能と思えますが、女性天皇、女系天皇に関しては国民のコンセンサスを得ることは不可能なのだと思います。特に天皇制について十分な知識のある人々の同意を得ることは有り得ないのだと思います。
皇室典範で示されているというよりも、皇室の長い歴史の中での皇位継承の唯一のルールである男系男子が変わってしまうことは、これまでの長い歴史のある天皇制ではないものに変えてしまうことを意味するのだと思います。そして、これほど長いあいだ天皇制が継続できたのは、このルールがあったためなのではないかと感じています。
女性天皇、女系天皇を認めることは、天皇制の消滅につながるおそれが十分にあるのだと思います。男性が婿養子に入るのは一般的にも難しい問題がある上に、国民の多くが納得する男性で天皇家の婿養子になる人が何人もいるとは考えにくいのだと思います。今まで普通にできたことも制限され、それまでの仕事を辞め、皇室の規則、礼儀、振る舞いを一から学び、内閣、宮内庁のみならず全国民から厳しく監視されるような生活に入ることは並大抵ではありません。女性には男性と違い出産適齢期というタイムリミットもありますし、女性、女系天皇が認められるのに伴って生涯独身という皇族の方が出てくることも十分に考えられます。そうなれば、女性男性という問題ではなく天皇家自体が途絶えてしまうおそれもあります。そうならない可能性もあるとは思いますが、最悪の事態になってからでは遅すぎるのではないでしょうか。何より女性皇族の方々のお幸せを第一に考えるべきなのだと思います。女性皇族の方々に皇室に残っていただく場合も、皇室に残るか離れるか選択できるようにするべきなのだと思います。
天皇制存続のためには廃止した宮家の復活以外にないように思います。どうしてもできないというのであれば、廃止した宮家の中で男系男子のお子様が生まれた場合、ご両親の了承を得た上で、秋篠宮家を始めそれぞれの宮家の養子にするということもあっていいのではないかと思います。
男系男子の伝統が守れない場合には、天皇制の廃止もやむを得ないのではないでしょうか。