2016/09/24
自民党総裁任期無期限論が出ているようですが、全く問題はないように思います。日本の総理大臣は外国に比べて任期が短く外国の首脳と親密な関係を築くことも、長期にわたる政策に取り組むことも難しいのだと思います。
安部総理以前の総理は皆、官僚べったりの人物ばかりで、国益や国民の利益よりも圧倒的に官僚の利益を代弁する総理ばかりだったので、当然支持率も急降下し、任期も極めて短く終わる総理ばかりでした。
結局、国民よりも官僚にばかり目を向けている総理は短い任期で終わりますし、官僚と戦い国民のための政治を目指す総理は支持率も高くなるので、長期政権になるのだと思います。国民のための政治をしてくれるのであればいつまでも総理でいてくれて構わないですし、少しでも問題のある総理ならば国民が決して許さないので、任期を区切る必要性は皆無と言っていいのだと思います。
特に安部総理は、官僚の中の官僚と呼ばれる財務省に逆らい金融緩和を促進し、財務省の悲願ともいえる消費増税を延期することができました。このような芸当ができるのは、与野党を見渡しても安部総理しか見当たらず、できる限り長く総理大臣を続けていただきたいと思っています。
官僚の言いなりになって国益よりも省益を優先することが問題であることは、今はマスコミも政府の顔色を伺ってあまり言われていませんが、少し前までは普通に言われていました。なぜかといえば国益と省益は対立する場合が多く、それが国民の利益や日本の将来にとって大きなマイナスになるためで、官僚の中の官僚と言われる財務省が主張する金融緩和の弊害や消費増税の促進は、財務省の権限拡大には大きく寄与はしますが、国民にとっても日本の将来にとっても大きなマイナスであることは間違いないのだと思います。
なにか、金融緩和が非常に悪いもののように言われていますが、通貨の価値というものは、グローバル化が進んだ現在では極めて相対的なもので、他国より少しでも信用が高ければその価値が下がっていくことはなく、日本の場合はむしろ信用が高すぎることで自らの首を絞めているという状況なのだと思います。
たとえるなら、日本は贅沢をしすぎた酒造メーカーのようなもので、実際には5千円程度で売りたいウイスキーが,あまりにも品質が良すぎて1万円以上になってしまっている状態なのだと思います。そこで水増しするなどして品質を落として5千円くらいにして一般の人にも買ってもらおうとしているのですが、外国のメーカーはもともと日本よりも品質が良くないのにさらに水増しをして品質を落としているので、水増しで相当品質を落としたウイスキーでも、1万円かそれ以上になってしまっている状況なのだと思います。5千円程度にしなければ多くの人に買ってもらえないので、今はもっと水増しをしなくてはならない時期なのだと思います。そして、手間もかからず原価も安いウイスキーが今は飛ぶように売れるので、今ならば贅沢で作ってしまった借金を返すことができて、しかも商売にもプラスになるので、水増しすることは一石二鳥になるのだと思います。
いま日本に必要なのは、通貨の水増し、つまり金融緩和であり、たとえば日銀が保有する国債を様子を見ながら無期限無利子のものに交換していけば、負債の返還義務がなくなる上に円高を止めることができて、長期金利も上がってくるので一石三鳥になるのだと思います。
これは、国民にとっても日本の将来にとっても大きなプラスになり、外国の通貨が円よりもかなり信用を失っている現在ではハイパーインフレのおそれも国債の暴落もほぼないと言っていいのだと思います。
いいことばかりなのに財務省が反対するのは、結局金融緩和だけで借金の問題が解決してしまい、悲願である消費増税ができなくなることをおそれているとしか思えません。
国の予算は次年度の歳入の予想から成り立っていて、歳入の増減は全く関係なく、予想歳入が高ければ高いほど多くの予算を計上することができる仕組みになっていると聞いています。ですから、消費税率を上げることができれば、次の年の歳入が増えようが減ろうが多くの予算が獲得できると聞いています。
このような理不尽は絶対に許してはならないのだと思います。そのような財務省と上手く折り合いをつけながら戦うことが出来るのは今のところ安部総理しかいません。
安部総理は日本経済を救った救世主であり、その力はまだしばらく必要なのだと思います。
財務省の力は今は強大になり、財務省応援団は与野党のみならず、学界、財界、マスコミに及び、これらオールジャパンと言っても過言ではない大勢力と戦えるのは今のところ安部総理しかいません。
どうか安部総理には少しでも長く総理を務めていただいて、その間に日本の借金を少しでも減らし、持続可能な社会構築への道筋をつけていただきたいと心から願っています。