fc2ブログ

核戦争を阻止するために

 核の全廃は正直に言って難しいと思いますが、核の先制攻撃の禁止ということであれば欧米各国も同意できるのではないでしょうか。欧米各国は核の抑止力のために核を保有しているのであって先制攻撃のために核を保有している国はないのだと思います。まずは核による先制攻撃を禁止することに特化した条約を提案し、欧米各国を含めた多くの国がその条約に批准することで、反対する国々を追い込んでいくことが必要なのだと思います。そうすれば、核戦争を阻止するための一歩前進とすることができるのではないでしょうか。
 
 できれば現在のウクライナとロシアの戦争で核が使われる前に多くの国がこの条約を批准できるようにする必要があります。

 ロシアによる核攻撃があれば絶対に核による報復が必要です。ロシアが核を使用して何もしなければ、核が使える兵器になってしまいます。それで人類が滅亡したとしても絶対に報復は必要です。それが核の抑止力なのではないでしょうか。

 そのような状況に至らないために今できることに全力を尽くすべきなのではないでしょうか。このような危機的状況だからこそ進むこともあるのだと思います。

 人類滅亡を避けるためにぜひともお願いしたいと思っています。
スポンサーサイト



村上春樹氏がノーベル文学賞を受賞できない理由

 今年のノーベル文学賞はボブ・ディランで、村上春樹氏は今年も選ばれることはありませんでした。

 村上氏がノーベル賞を受賞できない理由がさまざまに言われていますが、最も大きな理由が語られていないように思います。

 村上氏は2009年にノーベル 文学賞の登竜門といわれているエルサレム賞を授賞しましたが、そこで「壁と卵」と題してイスラエル批判をしました。この時私は『村上氏は本当にノーベル賞はいらないんだな』と強く胸を打たれたことを覚えています。

 ノーベル平和賞と文学賞はキリスト教的民主主義の影響が強く反映される傾向があって、今回のボブ・ディランも公民権運動と深く関わりがあったことが受賞の大きな理由なのではないかと思っています。

 村上氏はイスラエルを批判し、パレスチナの人たちの側に立つスピーチをしました。長い歴史のなかでキリスト教の不倶戴天の敵とも言うべきイスラム教徒の肩を持つスピーチをしたことで、村上氏が文学賞を取れないことが決定的になったのだと思います。

 しかし、あのスピーチから7年が経って、これから8年、10年と経ってその記憶が薄れていけば、もしかしたらノーベル賞の受賞もあり得るのかもと淡い期待を抱いています。

 今もキリスト教国とイスラム教徒とのたたかいはテロとの戦いという形で激しさを増しています。いつかこの戦いが終わりを告げ、宗教が理由となる戦争がなくなったとき、村上氏も堂々とノーベル文学賞を受賞できるのではないか、そのときが来ることを心から期待しています。

世界記憶遺産制度の改善がもたらすもの

 ユネスコの世界記憶遺産制度の改善の検討がなされることになりましたが、これは、前大戦の真の姿を後世に残すという意味で、非常に画期的な制度になる可能性があるのだと思います。

 前大戦に関しては、日本、中国、韓国それぞれが、国内の政治に利用しようとする意図が強すぎて、実際とは異なる形で勝手に脚色されていることは否定できません。

 中国の南京事件に関する記述は不合理な点も多く、韓国の従軍慰安婦問題に関しても、日本が主張していることが国際社会の主流になりつつあるのだと思います。

 私が最も恐れるのは、結局中国と韓国が事実でない主張ばかりすることで、彼らの主張の全てが誤りで、戦前の日本は完全に正しかったといった論調が世界的に広まっていくことです。

 戦前の日本には、軍閥という癌が巣食っていて、この癌細胞を死滅させるために、日本自体が滅亡する寸前までの荒療治が必要だったのだと思います。

 それが、日本がしたことが全て正しかったということになると、戦前の体制に戻そうとする動きに歯止めがきかなくなり、もう一度、何よりも軍事を中心にした国家体制に戻ってしまうおそれがあるのだと思います。

 そこで、ユネスコが、公平な第三者として前大戦を客観的に評価し、より真実に近い歴史として残していくという役割を果たしてくれれば、日中韓の間にあるわだかまりを完全に払拭してくれる可能性があるのだと思います。

 うまくいけば、ユネスコで認められた歴史をもとに、共通の教科書が作られることで、日中韓による安全保障や強固な経済共同体も組み上げることができて、平和で繁栄したアジア共同体も夢ではなくなるかもしれません。

 日本も中国も韓国も、それぞれ大きな問題を抱えていて、それらの問題を解決し、それぞれが繁栄していくためには、日中韓が安全保障上も経済的にも、緊密に協力していくことがどうしても必要なのだと思います。

 今回の問題が、日中韓の関係をより緊密なものに変えていくきっかけになることを心から祈っています。

自民・船田憲法改正本部長、事実上更迭へ

Baidu IME_2015-10-23_1-27-18

 自民党は22日、船田元憲法改正推進本部長を交代させる方針を固めたの報道がありました。後任の本部長には、森英介元法相を充てる方針で、23日の総務会で正式に決定するとのことです。今回の安保法制で支持率を下げたことから、憲法改正には踏み切らないのではないかということが言われていますが、憲法改正のための動きは着々と進んでいるように思います。

 次回の参院選で自公、もしくは改憲を進める政党も合わせて3分の2以上の議席を占めれば、確実に憲法改正に踏み切ると私は予想しています。

 いきなり憲法9条の改正はありませんが、憲法96条が改正のターゲットとなることは間違いないのだと思います。今まで、日本の軍国主義を復活させないための歯止めとして、いくつものロックがかけられていましたが、次々とそのロックが外されて、96条が改正されると、ロックは国民投票だけとなって、憲法のあらゆる条項が、今よりも簡単に改正できるようになってしまいます。

 憲法9条のみならず、安全保障の名のもとに、ありとあらゆる国民の権利が、権力によって奪われていく可能性は否定できません。国民投票でそれらが止められるのかどうかは私にはまったくわかりません。私の考えとは真逆の人が想像以上に多いことから、国民の権利に関する憲法の内容であっても、次々と変えられてしまうことも可能性がないとは言えないのだと思います。

 次の参院選の争点は憲法改正にして欲しいと思います。実際に自公が大敗を喫するということがなければ、憲法96条が変えられてしまう可能性が高いと言わざるを得ないのだと思います。

 はっきり言って、民主党を中心とした政権に交替するということは絶対にあってはならないと思いますが、次の参議院選挙で自公が大敗したからといって、政権が代わることはありません。

 何か自分たちは、国民の意見などすべて無視してなんでもできると勘違いし、慢心しきっている自公政権に対して、お灸をすえる必要があるのだと思います。

 今回の安保法制の流れからの憲法改正は、絶対にあってはならないのだと思います。是非とも次回の選挙の争点を憲法改正にして、慢心しきった自公に対して、NOを突きつける選挙にしていただきたいと思っています。

世界記憶遺産に「南京大虐殺」登録

Baidu IME_2015-10-11_13-3-9

 私は、南京大虐殺があろうとなかろうと、当時中国は日本に侵略する意図は一切なかったのにもかかわらず、日本が中国に大部隊を送り込み、多くの中国人を殺した時点で、日本のしたことは絶対に許されるべきではないと考えています。大東亜共栄圏とか、中国を白人支配から守ったというようなことを言う人がいますが、守るべき相手の国と戦争をし、その国民を殺すということがその国を守ることになるという理論を私には理解することができません。

 しかしながら、今回の南京大虐殺の記録が記憶遺産に登録されたことに関しては、これを機会にもう一度精査しなおすべきなのだと思います。南京の人口が20万人であるのに対して30万人の虐殺というのは、たとえ多くの中国人が南京に逃げ込んだとしても、時間的にも物理的にかなり無理があるのだと思います。また、証拠の写真なども合成であるものが多く、これは調べればすぐにわかることだと思います。

 南京大虐殺は日中友好を阻害するひとつの大きな要因であることは間違いなく、記録として、歴史として、正確さを要する問題なのだと思います。

 中国共産党が情報統制を行うことは、中国国民ですら認識している事実なのだと思います。

 日本を事実以上に悪く表現することは、日中の友好をさらに発展させるうえで大きな障害になることは明らかなのだと思います。戦前に日本がしてきたこと、戦後の日本の歩みをなるべく正確に中国の人々に伝えることで、日本人と中国人が憎み合うのではなく、ともに発展する道を開いていただきたいと心から願っています。

アクセス数

PR

検索フォーム

リンク

QRコード

QR