fc2ブログ

普天間は本当に返ってくるのか

 普天間基地は、本当に返ってくるのでしょうか。

 普天間は、辺野古飛行場が完成することを条件に2022年以降に返還されるということですが、政府が5年以内の返還を求めたところ、それに対する明確な返事はありませんでした。

 返還はできなくても、停止ならば問題なくなくできると思うのですが、それすら実現される気配すらありません。

 米軍の再編成以外に普天間を停止すらできない理由があるとしか思えません。

 軍事アナリストの小川和久氏によると「そもそも辺野古案は無理がある。海兵隊は地上部隊が主力でしょ。この部隊は4、5万人の規模で動いてくるわけ。兵隊が使う装備のかなりの部分は空軍の輸送機でどんどん降ろす。集積するスペースが辺野古にはない」ということです。

 さらに、1800mの滑走路では大型輸送機も離発着できないといいます。この点については、当時の国務省担当者だったケビン・メア氏も「足りない部分は、民間航空の滑走路が使えようにしてカバーする」と認めました。つまり、いざ周辺自体ということになると、辺野古から戦争に行くということ自体がそもそも無理なのではないかということです。

 海兵隊の仕事は敵地に簡易飛行場を作り、制空権を確保することなのですが、辺野古から戦地に赴くということになれば、そのオペレーション自体が非常に複雑で、時間のかかるものになりかねないのだと思います。

 戦争の際に制空権が確保できなければ戦争になりませんし、時間が遅れれば遅れるほど制空権の確保が困難になり、多くの兵士の犠牲者も覚悟しなければならないのだと思います。

 そう考えると、辺野古の飛行場ができても、普天間基地の返還の時期を明確にできないのは、日米の政府の合意は出来ていても、極東の米軍が納得していない可能性があるのではないでしょうか。

 最悪の場合、辺野古に飛行場ができても普天間はそのまま残り、実際の訓練も、普天間が中心で行われるということもありえるのではないかと思います。

 政府も、民主党すら辺野古の他に代替案はないと言っていますが、果たしてそうなのでしょうか。

小川氏は、キャンプハンセンへの移設を提案されています。

「計画の第一段階は普天間基地をいち早く閉鎖すること。急造だけれども飛行場を作って、48時間くらいでヘリベースをね。そこに移駐させるとその時点で普天間を閉鎖できる」

「さらに、キャンプ・ハンセンの一番南側に海兵隊の建物がある。そこはもともと終戦間際に米軍が作った1800mの滑走路・チム(金武)飛行場があったところだ。これを利用すれば、海を埋め立てるより、はるかにコストも安く、工事期間も短くてすむ」

とのことです。沖縄の方には本当に申し訳ないですが、少なくとも辺野古の海を埋め立てることは避けられますし、普天間を即時停止できて、いざ有事という時でも米軍の兵士もベストの環境で準備が整えられます。

 今からでも決して遅くないですし、むしろキャンプハンセンに移転を決めることができれば、辺野古の飛行場を作るよりも、はるかに早く普天間の基地の返還が可能になります。

 辺野古の建設関係者にかなりの違約金を支払っても、キャンプハンセンへの移設を進めるべきなのではないかと私は考えています。

引用http://www.huffingtonpost.jp/tomoko-nagano/futenma-base_b_4671694.html
スポンサーサイト



テロとの戦いと憲法9条

 イスラム国のやり方はあまりにもひどく100%おかしいと言わざるを得ませんが、そうであればあるほど、アメリカの責任は大きいと言わざるを得ません。

 アメリカが、大量破壊兵器の確かな証拠もないままイラクと戦争をし、石油の利権に関しては細々と計画を立てていたにも関わらず、ポストウォーの計画は全くしなかったことで、予想された最悪の事態をはるかに上回る形で現れたのが、イスラム国なのだと思います。

 イスラム国が100%悪いというのは疑いようのない事実ですが、それと戦うアメリカが100%正しいとは私にはどうしても思えません。

 アメリカは重要な同盟国ではありますが、テロとの戦いにおいて、アメリカと運命を共にするというのはかなりの抵抗感があります。

 イラク戦争を見てもわかるように、アメリカは後先のことを全く考えずに利権のために戦争を始める傾向があります。

 また、アメリカはテロの最大の標的国で、多くの犠牲者も出てますし、イスラエルの最大の支援国であるという理由から、イスラムの人々は多かれ少なかれアメリカを許せないと思っています。

 それに対して、日本はイスラムの人からは、全く恨まれることもしていませんし、ありがたいことに日本に親近感を抱いてくださってる方々も非常に多いと聞いています。日本はイスラエルともメッカとも何の関係もありません。

 これから集団的自衛権が認められ、憲法改正への流れが強くなっていく中で、同盟国だというだけでアメリカと行動を共にし、アメリカと同様にイスラムの人々に恨みを買っていくことは、果たして日本の国益にかなうと言えるのでしょうか。

 周辺諸国との軍事衝突ということであれば、今の状況でも対処の方法はあると思うのですが、テロに関しては、どう防いでいいのかわかりません。

 テロから日本国内外の日本人を守る方法は、イスラムの方々の怒りを買わないことが最も効果的なのではないかと思います。

 日本は憲法9条があることで、武力攻撃に参加することを免れ、イスラムの人々からも感謝をされる人道支援にのみ従事することができます。

 これほどの大きなメリットのあることをわざわざ自ら放棄しようとする動きは、私には全く理解できません。

 今回、後藤さん、湯川さんの二人の邦人が拉致され命を奪われようとしている時に、安部総理が敢えて中東に行き、イスラム国を挑発するような発言をしてきたのは、二人の命を犠牲にしても、アメリカやイギリスと日本は行動を共にするということを強くアピールするためだったのだと思います。

 そうすることで、戦後70年の首相談話で、今までと違った内容になっても国際社会、特にアメリカからの批判を抑えたいという意図があったのだと思います。

 そして憲法を改正し、戦争ができる国になっても、それはテロとの戦いのためのものだということで、アメリカをはじめとるする国際社会の後押しを得たいという気持ちが安部総理にはあるのだと思います。

 70年間戦争をしてこなかった日本が戦争ができる国になることは、本当に国益にかなうことなのか、多くの人に考えてもらいたいと思っています。

今生きている人の為の政治を

 二人の邦人がイスラム国に拉致され命の危機にあることを知りながら、安部総理が中東訪問を強行した理由は、首相談話で今までの談話と違うものを出した時に、国際社会、特にアメリカの批判を抑えるためだったのではないかという疑いを拭いきれません。

 今生きている人の命よりも、死んだ人たちの行為を肯定することを最優先にする政治というのは、本当に危険なものだと思います。

 今は憲法9条があるのでそういう心配はないのですが、憲法が改正されてしまった時には、決して踏み込んではないらない戦争が起き易くなり、その戦争が長期化し泥沼化していく可能性が高くなるのではないかと思います。

 安倍総理を始め、これから国家の責任者になる人は、死んだ人ではなく、今生きている人たちに最大の責任を持つ政治をしていただきたいと強く願っています。

総理談話について

 第二次大戦における反省は、中国、韓国をはじめとするアジア諸国に限定されるようなイメージが政府にも国民にもあるようですが、実は日本への恨みはアメリカにもあるということは絶対に忘れてはならない思います。

 国家として、アメリカの領土に攻撃を仕掛けた国は日本以外にありません。しかも理由はどうであれ、宣戦布告もなく奇襲攻撃をして、多くのアメリカ人の命を奪ったことを恨みに思っている人は多く、しかも、第二次大戦時の日本の行動は歴史の授業で細かく教えられているそうです。

 アメリカの歴史は日本に比べて非常に短いので、かなり詳しく教えられてるように思います。

 アメリカの戦争は、国民の多くの支持がなければ続けることはできません。日本が第二次大戦を少しでも肯定するようなメッセージを発信すれば、アメリカ国民の多くが今よりも日本に悪いイメージを抱き、日本の安全保障に大きなマイナスになることは必至だと思います。

 特に女性に対する性犯罪は、殺人と同様厳しい処罰が課されていて、日本の従軍慰安婦はホロコースト同様に考えられていると聞きました。従軍慰安婦に対して少しでも肯定するようなことがあれば、アメリカ国民だけではなくで、日米同盟にも大きな影響があることは否定できません。

 安部総理は、日本の安全保障のことを考えて、軽はずみな行動はぜひ避けていただきたいと考えています。

政府の対応

 安倍総理は国民の命は二の次で、自分が国際社会で認められたい、集団的自衛権や憲法の改正で自分の名前を歴史に残したいということを最優先にしているようにしか思えません。
 
 お二人がイスラム国に拘束されていることを知りながらわざわ中東に出かけ、テロとの戦いをことさら強調し、事件が公になった後も、イギリスやアメリカなどイスラム国に対して空爆を仕掛けている国の要人と会い、イスラム国を刺激し続けました。

 アメリカの支援を取り付けたと誇らしげに語っていましたが、アメリカは自国の被害者すら一人も助けられていないのに、日本に対して一体何ができるのでしょうか。アメリカの支援を取り付けてもなんのプ

ラスになることもなく、むしろイスラム国を刺激して大きなマイナスにしかならないように思えてなりません。

 もしも、お二人共生きて帰れないということになった場合には、安部総理を始め、政府の責任を厳しく追求すべきなのではないでしょうか。
 

国際社会における日本のあり方

 今回の人質事件で、極東における日本の平和だけではなく、このようなテロリストからも憲法9条は日本を守り続けてきたのだということを改めて痛感させられました。

 もしも憲法9条がなければ、湾岸戦争の参戦を断るすべもなく、今回のイラクやアフガンへの参戦も断ることはできなかったのだと思います。
 
 そうなれば、外国で働く日本人も、とうの昔に直接標的になっていたでしょうし、日本国内でもテロが発生していた可能性が高かったのではないかと思います。

 今は国同士の戦争よりも、テロの方を現実的な驚異として認識すべきなのだと思います。

 そう考えると、日本人の命を守るという意味で、憲法9条の大切さを改めて考え直す必要がありますし、集団的自衛権の行使に関しても、もう一度慎重に検討し直していただきたいと思います。

 国際貢献に関しては西側の一員というよりも、他の国にはできない、日本独自の方法で平和や安定に貢献できるよう知恵を絞っていくべきなのではないかと思います。

 どちらか一方だけしか立てられない方法ではなく、日本人を守りながら、国際社会から賞賛されるようなやり方が必ずあるはずです。

 日本には、人類の歴史の中で、日本にしかできない使命があるような気がしてなりません。

 そのことを本気で考える時が来たのではないでしょうか。

日本代表

 今回、本田選手と香川選手が外して負けてしまったのは仕方がないとは思いますが、問題は、ザックジャパンの時から日本代表のサッカーが何も変わっていないことだと思います。

 前回のW杯予選でも、カウンターからの相手のドリブル突破、センターラインあたりからの正確なロングパスからのシュートで失点されるシーンが多々見られましたが、今日の試合でも同じような危ないシーンが何度も見られました。

 日本を研究してくるチームは、W杯の予選でも必ずこの弱点を突いてくるはずです。ドリブルに対しては、早い段階で体を当ててファールで止めることと、中盤でもプレスをかけて、フリーでロングパスを出させない守備を徹底すべきだと思います。

 そして今大会では攻撃に関しても、パスで相手を崩すことにこだわりすぎているように思えてなりません。中盤でボールを奪っても、味方が上がるのを待つことで相手の守備が整ってしまい、得点できないことが何度もありました。

 たとえ得点に結びつかなくても、速攻で1人でも攻撃を仕掛けるシーンがあれば、相手に相当なプレッシャーをかけることができて、相手の守備もほころびが出やすくなるように思います。

 正直に言って、このようなサッカーを続けるのであれば、アギーレ監督になった意味がありませんし、W杯予選もかなり心配であると言わざるを得ません。

 しっかり守ってショートカウンターという形ができなければ、W杯で勝ち進むことはできないと思います。

 ザッケローニ監督のもとで培ったサッカーとアギーレ監督のサッカーを融合させて、生まれ変わった新生日本を見せてもらいたいと思っています。

アクセス数

PR

検索フォーム

リンク

QRコード

QR