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大谷選手が来オフにもメジャー挑戦

 大谷選手が来オフにもメジャー挑戦ということが言われていますが、これはかなり信ぴょう性が高いのだと思います。

 もともと大谷選手はメジャー志向が強く、高校卒業時に複数のメジャー球団から熱心な誘いがあって、実際にメジャーに挑戦することを表明していました。

 日本ハムが強行指名をして、球団関係者が大谷選手の自宅を訪ねた時に、最初は本人が直接対応することはありませんでした。

 その時に打者と投手の二刀流という提案だけが大きく取り上げられていましたが、実はもう一つ大きな提案があったのではないかと私は考えています。
 
 メジャーの選手になるにはたとえドラフト1位の選手であっても、Aから始まってAA、AAAと段階を踏んでからでなければメジャー選手になることはできません。それが早くて5年はかかると言われていて、それならば5年間、AAAよりもレベルが高いNPBで実力をつけてからメジャーに挑戦したほうがいいのではないかということを様々な資料をもとに説得材料として提案したということが言われています。

 メジャー挑戦への決意の硬い大谷選手を翻意させるために、5年後のオフシーズンにポスティングでメジャーに挑戦してもいいという内容が、契約の中に組み込まれていた可能性がかなり高いのではないかと思います。その時に日本一になるかタイトルをとるかという条件があったとしても、今年日本一になったためにそれはクリアーされていることも十分に考えられます。

 大谷選手自身はメジャーに挑戦するためにはまだまだ力不足と言っていますが、私はもう十分に力はついていると思いますし、メジャーの野球は挑戦した選手の全てが口を揃えて言っているように、NPBとは全く違う競技であって、メジャーに行ってからでしか学べないことのほうが多いのではないかと思います。

 多くの日本人プレイヤーがメジャーに挑戦しましたが、来オフメジャー挑戦ということになれば、これからピークを迎える初めての選手ということになり、実力、ポテンシャル共にNPB史上最高の逸材のメジャー挑戦になるのだと思います。

 来年1年間頑張って、コントロールをさらに磨き、スピードだけではなくキレや相手がタイミングを取りにくいフォームなどもできれば身につけて、ノーヒットノーランやいくつかのタイトルを引っ提げて、来オフメジャーに挑戦してもらって、日本の野球のレベルの高さを証明すべく、大暴れしてもらいたいと思っています。
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ジョンソン投手を中4日で登板させた時点で勝負は決まっていた

 初戦を取ったにもかかわらず、ジョンソン投手を中4日で登板させた時点で勝負は決まっていたのだと思います。

 2011年日本シリーズも中日対ソフトバンクで、第1戦がチェン投手、第2戦が吉見投手で中日が勝利していたにもかかわらず、チェン投手を中4日で第5戦に登板させることで、結局3勝4敗でソフトバンクに優勝を譲ってしまいました。あの時、誰かほかの投手を第5戦に持ってきて、たとえ敗れても、ホームで中6日のチェン投手と吉見投手で第6戦、第7戦を戦っていれば中日が優勝した可能性の方が高かったのだと思います。

 日本シリーズは長いリーグ戦、クライマックスを戦ってきて疲れがかなり溜まっている中で戦わなくてはならなくて、その状態で中4日で登板させても、それがどんなにいい投手であっても、リーグを代表する打線を抑えることは難しいのだと思います。

 今回も、もしもほかの投手で5戦目を落としていても、中6日のジョンソン投手、野村投手を完投させていれば、ホーム球場の広島が有利だったのではないかと思います。

 たとえジョンソン投手で第5戦を取ったとしても、中5日の野村投手で日ハム打線を抑えるのは難しく、当然完投することは難しいので、調子の悪い中継ぎ抑えが捕まるのは目に見えていました。そして、第7戦では中4日の黒田投手だったのだと思いますが、結局完投は期待できないので、やはり日ハムが有利だったのだと思います。

 後の投手が崩壊していた状態で広島が日本一になる可能性があったのは、ホームでジョンソン投手と野村投手が完投する以外になかったのではないかと思います。

 2011年の中日対ソフトバンクという格好の参考対戦があったにもかかわらず、そこから学べなかった広島は本当に残念だったとしか言いようがありません。

 来年以降同じ間違いを繰り返さないように2011年と今年の日本シリーズは、多くの人に記憶にとどめておいていただきたいと思っています。

 

 

大阪府警機動隊員による差別発言

 大阪府警機動隊員の差別発言は、懲戒処分によって決着は付いたように思います。本人も反省しているようですし、止むに止まれぬ思いもあったのだと思うので、これ以上問題にするべきではないのかもしれませんが、この差別発言は、そこで反対活動をしている人たちだけではなくて、沖縄の人たち全体への差別発言になるということを考えるべきだったのだと思います。

 沖縄は前大戦では唯一米軍が上陸し、集団自決というあってはならない悲しい出来事もありました。戦後も米軍に占領され、本来は日本全体に散らばっていた海兵隊を沖縄だけに集めたために、地位協定に守られた米兵による犯罪が沖縄だけに集中しました。その犯罪によって人間としての尊厳を奪われ、命まで奪われ、愛する人、愛する家族、親戚、友人を失った人も大勢いるということを慮るべきだと思います。

 日本の安全保障のためには、沖縄の基地をすべて撤去するということはできないのだと思います。日本全体の安全保障のために自らの意思に反してそのように筆舌に尽くせない犠牲を払っている沖縄の人たちに対する敬意を私たちが失えば、道徳的にも、現実の安全保障の問題でも、日本は滅びの道を歩むのではないかと私は心配しています。

青森県のいじめ問題について

 青森県黒石市の夏祭りの写真コンテストで、8月に自殺した青森市の中学2年、葛西りまさんが写った作品が、最高賞の市長賞に内定しながら取り消された問題で、黒石市の高樋憲市長は20日、りまさんの父、剛さんらに謝罪しました。

 誰でも誤りはあります。その誤りを認め、素直に謝罪することは、特に日本の行政では非常に難しいことなのだと思います。誤りを犯したあとの行動としては市長は立派だったと思います。

 いじめに関しては、なにか学校でのできごとは治外法権のようになっていますが、日本は法治国家の国であるということを子供のうちから教えるためにも、人権意識を育むためにも、必ず裁判に訴えて欲しいと思います。

 また、裁判に訴えても有罪にできない場合がほとんどなので、裁判に勝つためにいじめられた人はどんなことを証拠として残しておくと裁判を有利に進められるのか、学校で教えてあげて欲しいと思います。

 いじめによる自殺をなくすために考えられることは全てやって、いじめから命を失うことになった全ての子供たちの死を無駄にしないでいただきたいと心から願っています。
 

エネルギー政策の根本的な見直しを

 7月の鹿児島県知事選で脱原発の三反園訓知事に続き、新潟で再稼働に慎重な米山隆一知事が誕生したことは、巨大与党である自公に大きな衝撃が走ったのではないかと思います。

 来年早々衆議院選挙があるのではないかということでしたが、原発立地県はもとより、他県でも反原発で野党が候補を統一できれば、与党が相当苦戦する可能性が出てきたのではないかと思います。

 こうなってくると、衆議院定数の3分の2を維持することは以前よりもかなり難しくなって、1月総選挙の目はほぼなくなったのではないかと私は思います。

 原発は決して安い電源ではなく、福島原発の事故処理費用、これから相次ぐであろう廃炉費用、電源三法が既に電気代に上乗せされていて、これは間違いなく原発のために私たちが負担しているものです。この上に原発事故処理のために税金で負担している分、放射性廃棄物の最終処分場にかかる費用がさらに上乗せされます。

 火力発電に関しては既に原油価格も下がり、シェールガスも本格的に市場に参入することが決まっていて、原油価格を押し下げる圧力がさらに高まってくることが予想されます。

 また、火力発電の老朽化に伴い、新しい火力発電所の建設は避けることはできず、その時に燃費の向上した最新式の物に変わっていくので、火力発電のコストはどんどん下がっていくのは間違いないと思います。

 これから原発のコストはどんどん上がり、火力発電のコストが下がっていくと原発のメリットは一切なくなることが予想されます。

 環境問題を考え二酸化炭素を出さないために原発をという議論がありますが、二酸化炭素を出さないために放射性廃棄物をどんどん増やしますというのは、常識的に考えてどちらが環境に悪いか考えるまでもないことなのだと思います。

 自公もこれからの選挙を考えるとき、原発推進というのは致命的な足枷になるおそれが有り、公明党は選挙戦術を草の根にかえる必要があると言っていますが、変えるべきはエネルギー政策の方なのではないかと私は思います。

 国民の安全のために、与党としてはこれからの選挙を有利に戦うために、エネルギー政策の根本的な見直しは避けられないと思うのですがどうでしょうか。
 

生前退位を特例法にすることは陛下のご意志を矮小化する不敬の極み

 生前退位に関する議論が有識者会議で始まりましたが、もしもこれを特例法という形にするのであれば、これは国民の意思を極めて軽視し、陛下のご意志を矮小化する不敬の極みとしか言いようがありません。

 陛下は、今後の天皇の高齢化や、天皇の即位と前天皇の崩御の儀式が重なることの負担をお考えになり、ご自身の経験から今後の皇室のあり方を深くご考察した上でお気持ちを示されたのだと思います。

 もしも、これを一代限りの特例法にすれば、今後の皇室には全く関係なく、ご自身のことだけを考えた、言い方を変えれば自己保身のための措置になってしまうのだと思います。

 陛下はご自身のお体のためではなく、国民のための象徴としての役割を疎かにしないために、そして後継の皇族の皆様のことを深くお考えになってこのようなお気持ちをお示しになったのは誰の目にも明らかで、それを単なる自己保身のための措置に変えてしまうことは、陛下の深いご考察を無視し、ご自身のことではなく国民のことを第一に考え行動されてきた陛下ご自身の命懸けの思いを著しく傷つける行為としか言いようがありません。

 国民全体の意志を汲み取り、陛下の深いお気持ちを間違っても軽視するようなことがないように、皇室典範を改正し、生前退位を恒久的な制度にするよう議論を進めていただきたいと思います。

ハリルホジッチ監督はW杯本戦を見据えたチーム作りをしている

 アジアの国は、基本深く守ってカウンターという国が多くて、そのスタイルに合わせた戦術じゃないとアジア予選を勝ち進むことはできません。

 本戦では積極的に攻めてくる国ばかりで、予選が終わってから本戦モードに切り替えて精度を上げていくには時間が足りないという問題があります。アジアの国がW杯で勝ち進めない大きな原因のひとつに、予選と本戦で全く違うサッカーをしなくてはならないということがあるのではないかと私は考えています。

 ハリルホジッチ監督のサッカーは、前回W杯ではアルジェリアを率いて予選を突破し、決勝トーナメントで延長までドイツを追い詰めたという実績が示すとおり、本戦を想定したものと言えるのだと思います。

 日本でも本戦で勝てるチーム作りをしていて、アジア予選ではそれほど強く見えないというのが現状なのだと思います。本戦を見据えた戦略を取りながら、尚且つアジア予選を突破するという難しい挑戦をしているのだと思いますが、これをやっていかないと本戦で勝ち進むことはできないのだと思います。

 多くの人が歯がゆい思いをしているのかもしれませんが、なんとかアジア予選を突破できるよう多くの人に応援してもらいたいと思っています。

村上春樹氏がノーベル文学賞を受賞できない理由

 今年のノーベル文学賞はボブ・ディランで、村上春樹氏は今年も選ばれることはありませんでした。

 村上氏がノーベル賞を受賞できない理由がさまざまに言われていますが、最も大きな理由が語られていないように思います。

 村上氏は2009年にノーベル 文学賞の登竜門といわれているエルサレム賞を授賞しましたが、そこで「壁と卵」と題してイスラエル批判をしました。この時私は『村上氏は本当にノーベル賞はいらないんだな』と強く胸を打たれたことを覚えています。

 ノーベル平和賞と文学賞はキリスト教的民主主義の影響が強く反映される傾向があって、今回のボブ・ディランも公民権運動と深く関わりがあったことが受賞の大きな理由なのではないかと思っています。

 村上氏はイスラエルを批判し、パレスチナの人たちの側に立つスピーチをしました。長い歴史のなかでキリスト教の不倶戴天の敵とも言うべきイスラム教徒の肩を持つスピーチをしたことで、村上氏が文学賞を取れないことが決定的になったのだと思います。

 しかし、あのスピーチから7年が経って、これから8年、10年と経ってその記憶が薄れていけば、もしかしたらノーベル賞の受賞もあり得るのかもと淡い期待を抱いています。

 今もキリスト教国とイスラム教徒とのたたかいはテロとの戦いという形で激しさを増しています。いつかこの戦いが終わりを告げ、宗教が理由となる戦争がなくなったとき、村上氏も堂々とノーベル文学賞を受賞できるのではないか、そのときが来ることを心から期待しています。

ハリルホジッチ監督を非難するのはどう考えても異常

 悪意があるとしか思えない明らかな誤審によって負けたことを監督の責任にして、W予選は常にギリギリの戦いになるのは当たり前なのに勝っても批判、主力選手が皆調子を落としけが人が続出しているにも関わらず、W杯予選では一度も勝ったことのない相手にアウェイで引き分けにしても国を挙げて批判をするというのは、どう考えても異常としか言いようがありません。

 こんな理不尽なことをしていたら、優秀な監督であればあるほど日本の監督は引き受けたくないということにもなりかねません。ハリルホジッチ監督を非難している人たちは今すぐに態度を改めるべきだと思うのですがどうでしょうか。

ハリルホジッチ監督だからこそ奇跡的にW杯出場の道がつながっている

 もしもハリルホジッチ監督以外の監督だったならば、初めから欧州組ばかりを重用して、これだけ主力選手が調子を落としけが人が続出していれば、とっくにW杯出場の道は閉ざされていたのだと思います。

 ハリルホジッチ監督は、多くのJリーガーを招集し、それぞれに課題を与え、多くの選手を育ててきました。そして「堅守速攻」という誰が出てもフィットしやすいシンプル且つ得点の可能性の高い戦略をとることで、主力選手が次々といなくなる非常事態でも奇跡的にW杯への道がつながっているのだと思います。

 多くの人がハリルホジッチ監督を批判する裏側には、日本のパスサッカーへの幻想がいまだにあるのだと思います。パスサッカーには致命的とも言うべき大きな欠点が3つあります。

 まずひとつめは、相手の守備を崩すために人数をかける必要があって、カウンターに極めて脆いという面があります。ブラジルとの親善試合では、攻撃はある程度功を奏しましたが、ネイマール選手ひとりのカウンターにこてんぱんにやられました。

 ふたつめは、パスサッカーは緻密な連携が必要で、メンバーを固定し多くの試合を重ねる必要があります。そうなると主要メンバーがコンディション不良でひとりでも欠ければ、精度は格段に落ちてしまい、コンディションがかなり悪い選手でも使わざるを得なくなります。前回のブラジルW杯では、コンディションの悪い選手ばかりになって、日本らしいサッカーは全くできませんでした。

 みっつめは、レベルの低いアジアの国や、ケガを避けるために接触プレイをなるべく避ける親善試合ならば、強豪国相手でも功を奏する場合もあるのですが、W杯では世界のトップの国が集結します。そのトップの強豪国がケガをおそれず全力で守備をすれば、パスを回すことすらおぼつかないということは、W杯のコロンビア戦で実証されてしまいました。

 堅守速攻ならば、カウンターにも強く、緻密な連携は比較的必要ないので、日程が厳しく連戦になってもコンディションのいい選手を優先的に使えます。そしてコンディションの悪い選手を休ませることもできるのだと思います。
 
 南アフリカW杯では、エースの中村俊介選手から松井大輔選手に代えて速攻に特化することで決勝トーナメントに進出することができたという実績もあります。

 私は、W杯で勝ち進む可能性のある戦術は堅守速攻以外にないと確信しています。そしてハリルホジッチ監督の速攻は、ワンタッチでボールをつなぎ、前後の揺さぶりで相手を幻惑しながら素早くゴールに迫るという非常に優れたもので、その守備は、ボールを持った相手に常にプレッシャーをかけボールを奪いにいく世界標準の守備で、日本にとっては革命的とも言うべき画期的なものなのだと思います。この短期間でこれだけの進化を遂げられたことは、ハリルホジッチ監督が類まれな選手育成能力を持った指導者であるということを端的に示しているのだと思います。

 過去を省み、未来を見据えたとき、ハリルホジッチ監督に勝る指導者に出会えることはもうないのではないかと私は思っています。確かにアジアのサッカーには不慣れなところもあるのかもしれませんが、そこは経験ある選手がたくさんいるので全く問題はないのだと思います。私たちの目標はW杯に出場することではなく、W杯で勝ち続けることだということを決して忘れてはならないのだと思います。

 主力選手が調子を落とし、次々とケガで戦線を離脱する中で、オーストラリアというアジア最強の国にアウェイで引き分けることができた立役者であるハリルホジッチ監督に、極めて不快な思いをさせてしまったことを、日本人として心からお詫びをしたいと思っています。そして、これからも日本代表のために力を尽くしてくださるよう、心からお願いしたいと思います。

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