fc2ブログ

生前退位に関する有識者会議の提言に多くの国民が理解を示すことはありえない

 生前退位について有識者会議は、一代限りの特例法で対応することが望ましいような提言をしていますが、もしこれが恒久法ではなくて現在の天皇だけに適用されるものにするのならば、陛下の御意思を矮小化し、陛下が楽をしたくて、わがままで譲位をするという結果にしてしまうのだと思います。今まで文字通り命をかけて国民のために尽くしてこられた陛下に対して、不敬の極みとしか言いようがありません。

 今回の有識者会議の提言に対して国民の多くが納得することはありえないのだと思います。陛下が人生を賭して天皇制や象徴としての役割、後継のことを熟考した結果としてのお言葉と、言ってみれば平民であるおじいさんやおばあさんの言うこととどちらを重んじますかという問いかけに、多くの人が、陛下ではなく知らないおじいさんやおばあさんの言うことのほうが正しいと判断することは考えられません。

 もし万が一そのような事が起きるとすれば、天皇に国民の統合の中心となる役割を期待することはできなくなり、天皇制自体の存在価値や存続自体が問われることになるのだと思います。

 譲位に伴い問題が生じるおそれがあるのならば、問題が起きないような改正法を作ればいいだけのことであって、そのような改正案を議論し制定することが国会の役割なのだと思います。

 できない理由を並べ立てて何もしないということは子供でもできることだと思います。そこは大人として知恵を働かせるところなのではないでしょうか。

 今回に関しては特例法で対応することは仕方がないのだと思いますが、もったいなくも国民のことをこれだけ考えてくださる陛下のお気持ちと、陛下のことを心から敬愛する国民の心を、十分に反映した皇室典範の改正を是非ともお願いしたいと思っています。
スポンサーサイト



天下りは国益を大きく損なう犯罪行為

 天下りに関して最近はあまり話題になっていなかったので、少しは改善されたのではないかと思っていましたが、OBによる斡旋は禁止されておらず、民主党政権下で現役出向が認められたために天下りは全く減っていません。安倍政権下でも、小泉改革でトップは民間人にということになっていた、日本政策金融公庫、国際協力銀行、商工中金に、財務、経産の次官級OBが天下るのを認められました。

 天下りは、企業等が勤務実態にそぐわない高額報酬で天下りを受け入れる代わりに、政府に便宜を図ってもらうという贈収賄と全く同じ犯罪的要素を内包しています。また、官僚は多くの政策に天下り要素を加えたいがために、政策が的外れになったり、単に天下り先を確保することが目的の法案が作られたり、天下り先を守るために時代遅れとなって不必要となった予算でも削減されることなくいつまでも引き継がれたりと、日本の政治が三流と言われる最も大きな原因の一つとなっているのだと思います。

 元財務官僚の高橋洋一教授も「天下り受け入れ先に対する予算作り(予算=受け入れコストの○倍)を課長補佐時代」におこなっていたと発言しています。日本は大きな借金を抱え、超高齢化社会に伴い莫大な社会保障費が必要と言われながら、天下りのための政策、無駄な予算を必要とした政策を今も行っているということだと思います。

 天下りはそれ自体が犯罪的な要素を持ち、しかも国益を大きく損なう国家規模の犯罪行為と言っても過言ではないのだと思います。OBによる斡旋や現役出向も禁止にするべきだと思います。そして官僚が退官したあと再就職した際に、不当に高額の報酬を受け取っていないか、再就職を受け入れた法人が政府から特別な便宜を供与されていないかを捜査当局が厳しく取り締まることができるように、新しい法律を作成、実施するべきだと私は思っています。

天下りについて

 文科省の天下りの斡旋が問題になっていますが、元官僚で立派な大学教授もたくさんいるのだと思います。私が大学時代も元外務省の官僚の教授がいらして、戦後の外交の裏話をいろいろと聞くことができて楽しい授業だった記憶があります。学者やマスコミ、作家では政府の内部のことを調べるには限界があって、官僚だけにしかない知識や経験を若い人たちに伝えるということでは、退官した官僚が再就職する際には、大学教授は最もよい再就職先なのではないかと思います。

 斡旋があったかどうかが問題というよりも、勤務実態にそぐわないような高額な報酬が支払われていないか、また、天下りを受け入れた大学に合理的が理由がなく助成金が多く分配されていないか、文科省から何らかの便宜が図られていないかということのほうが遥かに重要なのだと思います。事務次官が辞任して済むという話ではなく、天下りに応じた行政が行われていないかをしっかりと追及していただきたいと思っています。

 天下りというのは、勤務実態とかけ離れた莫大な報酬が支払われるというのも問題だと思いますが、天下りを受け入れた法人に対して行政が便宜を図るということが問題であって、公平性の問題に加えて公平性が保たれないせいで国民の税金が無駄に使われていくということが最も大きな問題なのだと思います。

 日本は莫大な借金を抱えながら、超高齢化社会に伴って社会保障に今以上に高額な予算が必要になってくるのだと思います。無駄な行政を省くと同時に、今ある行政の効率化ということも厳しく実施していく必要があるのだと思います。その意味では天下りによって特定の業者や企業、独立行政法人に便宜を図るということから無くしていかなければ、今の行政サービスを維持することはできないのだと思います。

 天下りで高額報酬を差し出す代わりに便宜を図ってもらうという構造は、まさに贈収賄の構造であって、これが許されてしまうと贈収賄を取り締まる意味が全くなくなってしまうのだと思います。その意味では天下りは禁止の対象ではなく、取り締まりの対象にしていく必要があるのだと思います。

 ただ問題なのは、省庁全般にいわゆる「肩たたき」の制度があって、これを完全に廃止して完全終身雇用を実現しない限り、天下りの問題はなくならないのだと思います。これからAIが人間の代わりをする時代になるので、AI等の技術を最大限に利用して官僚の人数のを減らし、肩叩きができないような仕組みを作っていく必要があるのだと思います。

 そうすると、試験が難しい割に待遇があまりよくないということで優秀な人材が集まらないという批判が出てくるのだと思いますが、それだけ人数が少なくなるのであれば、医師、弁護士、公認会計士のような難関試験に合格しなくてはならない職業の平均所得と、同等の給与を支払ってもいいのではないかと思います。天下りを犯罪として取り締まれば、給与の高騰以上の歳出削減が可能になるのではないかと思います。

 どういった形が最も効率的な行政の実現に必要なのか、根本的に考え直していく必要があるのではないでしょうか。

テロ等準備罪は本末転倒の欠陥法

 テロ等準備罪は、その対象が676もあって、テロよりもむしろそれ以外の適用範囲のほうが圧倒的に多くなっています。そのため準備罪が成立するための構成要件を厳しくしないと権力の濫用につながるということで、組織犯罪であること、そして犯罪の準備段階として口座からの現金の引き出しを構成要件にするとしていますが、それで本当にテロは防げるのでしょうか。

 たとえば昨年7月に起きた相模原障害者施設殺傷事件の場合は完全な単独犯で、しかも使用された刃物が自宅で使用していた包丁だった場合には準備罪には全く引っかかりません。また、昨年12月ドイツのクリスマスシティで起きた大型トラックによるテロは、二人組による犯行で、これが大型トラックの所有者によるものであれば、二人組の相談を事前に知り得ても準備罪成立のための要件を全く満たしてないことになります。

 自民党はテロ等準備罪の「等」にこだわることで、実際に起こりうるテロに全く対処できない「欠陥法」を作ろうとしているとしか思えません。

 「テロ等準備罪」ではなく「テロ準備罪」に変えて対象をテロだけに絞ることで、組織犯罪だけではなく個人的なテロや、既に所有しているものを利用したテロにも対処できるような法律にするべきだと思います。そうすれば国民の理解も容易に得ることができ、より確実にテロを防ぐ法律になると思うのですがどうでしょうか。

慰安婦少女像の設置に対する対応

 韓国釜山で、日本領事館前に慰安婦少女像が設置されましたが、日本と韓国の間で合意ができている以上、設置した像を撤去する義務が韓国にはあるのだと思います。

 しかし、この問題は日本と韓国だけの問題ではなく世界の関心事となっています。欧米諸国では性犯罪は殺人と同列の罪と考えられていて、慰安婦問題はホロコーストと同罪とされています。そこに強制はなかったとか、ほかの国もやっていたとか、慰安婦と呼ばれる人が詐欺師だったとか、それが事実であってもそのような主張を繰り返せば、返って逆効果になるおそれが強いのだと思います。

 残念ながら、日本がどれだけ韓国に誠意を尽くしても、国際社会の評価は変わることはありません。日本は慰安婦制度を肯定する野蛮な国というレッテルを貼り続けられることは、外交や安全保障にとって致命的なものになることは否定できないのだと思います。

 国際的な問題が起きた時に国際世論が日本に否定的になったり、例えば日本と中国が紛争状態になった時に国際世論が中国の味方についたりといったおそれもあります。そして最も恐ろしいのは、アメリカ国民が日本を助けることをよしとしないということになった時に、日米同盟が十分に機能しないということがあり得るということだと思います。

 アメリカはいざ戦争という時には、9割以上の国民が賛成するのですが、その理由は西洋特有の価値観に基づく正義を理由に賛成しているように思います。イラクへの攻撃を開始するときも9割以上の国民が賛成しましたが、それは大量破壊兵器とか自衛とかが理由ではなくて、国民を虐殺する独裁者であるフセインを許すことができないというのが最も大きな理由だったのだと思います。そして、多くの米兵の犠牲者が出始めると、戦争の支持率が徐々に下がっていって、カオスの中で撤退するという結果に至りました。

 もしも日本と中国が紛争状態になった場合、最初は米軍も協力するとは思うのですが、アメリカ国民の支持がなければ、協力状態が長く続くことはないのだと思います。今はわかりませんが、アメリカでは、日本よりも中国の方が好感が持てるという人の方が圧倒的に多いという時期もありました。

 少女の像の撤去を強く要請することには基本的には反対ではありませんが、韓国政府も設置をさせない努力もしていましたし、なにより日本は慰安婦制度に肯定的だという国際世論が高まることがないように、慎重な対応をお願いしたいと思っています。

スポーツと星座

 これは占いと呼ばれるもの全般に言えることだと思うのですが。生まれた日でその人の運勢が決まるということはありえないのだと思います。たとえば、星占いは全人類を12に分けて、全人類の12分の1全員が幸運で、また12分の1全員が不幸に見舞われたということは、人類が始まって以来1日もないのだと思います。また、磯田道史氏によれば、織田信長が占いに根拠がないことを証明するために同じ生年月日の男を探し当てたところ、極めて貧しい男だったという話がありました。(http://medianotoriko.hatenablog.com/entry/2016/10/17/200122)

 私も大学時代の友人で生年月日が同じだった男がいたのですが、まったく違う性格の男で辟易としていました。また、テレビで毎日星座による占いが行われていますが、星座占いというのは星の位置で運勢を占うのだと思いますが、昨日は1位だったのに今日はビリということもちょくちょくあって、一日でそんなに星の位置が変わるということはありえないのだと思います。どう考えてもあみだくじか何かで決めているとしか思えません。全く信じるに足る要素はひとつもないのだと思います。

 しかし、あるとき、占星術というものが世界最古の文明を作ったと言われるシュメール人によって編み出されたものであるということを知って、少し興味を持つようになりました。シュメール人の文明は完成された文明がある日なんの経過もなく突然現れて、それは、優れた都市計画、建築、天文学、社会制度、法律等が現代に近い形で発展していて、法律に至っては、現在のような労働基準法のようなものまであったそうです。

 このような高度な文明が作り上げたものであるならば、シュメール人の占星術は、一定の統計学に基づいて作り上げられた可能性があるのではないかと思い、私の親しい人間の生年月日を調べたところ、私は牡牛座なのですが、友人のほとんどが牡牛座で、山羊座、乙女座の人間ばかりで「地の星座」と呼ばれる星座の人間がほとんどなのでかなり驚きました。

 また、相性が最悪と言われるしし座と水瓶座の人間は全くいなくて、一人水瓶座の先輩がいて、その人間は今でも早く死んで欲しいと思うほど許すことができません。また、好きな芸能人を女性3人、男性3人選んで調べたところ6人中5人が山羊座か乙女座で、一人は牡牛座で全員が「地の星座」だったことに驚きました。また、「HERO」や「救命病棟24時」の脚本家である福田靖氏のドラマが大好きで、相性がいいのではないかと生年月日を調べたところ、やはり山羊座で相性がいいことがわかりました。

 また、twitterで多くの有名人をフォローしていたのですが、どんどん減っていき、残った人で生年月日がわかる人9人のうち8人が「地の星座」で、ここまで来ると100%とは言えないまでも、占星術の相性に関しては統計学的な傾向があると言っていいのではないかと思っています。

 もしかしたら、野球やサッカーでも星座の相性があるのではないかと思っていたところ、ジャイアンツのマイコラスがキャッチャーの小林にぶちきれていたので、ふたりの生年月日を調べてみると、マイコラスが8月23日生まれの乙女座、小林が6月7日のふたご座で最悪の相性でした。また、昔、星野監督が中日の監督だった時に山﨑 武司氏が監督室に椅子を投げたという話があって、ふたりの生年月日を調べたところ、星野監督が1月22日生まれの みずがめ座で、山崎氏が 11月7日 生まれの さそり座ということでやはり相性が最悪でした。また山崎氏はその後楽天に移籍して野村監督のもとで投手の配球を学ぶことでスラッガーとして再生するのですが、野村監督が6月29日生まれの かに座で山崎氏とは最高の相性ということがわかりました。

 また、サッカー日本代表も調べたところハリルホジッチ監督が牡牛座で、直近の代表選の先発メンバー11人のうち大迫、森重、原口が牡牛座、吉田麻也、長友が乙女座、長谷部、久保裕也が山羊座で「地の星座」が11人中7人だったということがわかりました。そして監督と最悪の相性であるしし座と水瓶座は一人もいませんでした。ちなみに長谷部選手が結婚した佐藤ありさは乙女座で相性が最高ということになっています。

 人間の性格というのは環境や努力によって変わっていくものなので100%ということはないのかもしれませんが、星座による相性はある程度の傾向はあると言っていいと私は思っています。スポーツや会社のチームを作る際にも参考にしてもいいように思うのですがどうでしょうか。

アクセス数

PR

検索フォーム

リンク

QRコード

QR