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日本のW杯出場を決める大一番でハリルマジックが炸裂

 日本のW杯出場を決める大一番でハリルマジックが炸裂したと言えるのだと思います。

 今日の日本は非常に動きもよく、全員が体を張って守り攻め、オーストラリアに勝利することができました。危ない場面もありましたが最近では一番いい試合だったのではないかと思います。

 特に豊富な運動量で守備、攻撃でオーストラリアを追い込んでいった乾選手、先制点の浅野選手、無尽蔵とも言えるスタミナで90分間走り続け勝利を決めるゴールを奪った井手口選手と、ハリルホジッチ監督の采配がズバリ的中したと言えるのだと思います。

 ハリルホジッチ監督の特徴は、堅守速攻であると同時に、多くの選手に課題を課してレベルアップを促し、出場選手が固定化されやすい日本代表の先発メンバーを自由自在に変えて、一番調子がいい選手を先発にできることなのだと思います。

 最終予選ではそれまでの主力選手が皆調子を落とし、けが人が続出する中でもそれまで育てた選手、Jリーグでも調子がいい選手、海外で実力をつけてきた選手を躊躇なく起用して、ハリルホジッチ監督にしかできない采配で奇跡的にW杯出場を勝ち取ることができたのだと思います。もしほかの監督だったならばとっくにW杯出場の道は閉ざされていたのだと思います。

 キャプテンの長谷部選手が、また新しい競争が始まって誰ひとりW杯のピッチに立てるメンバーは決まっていないと言っていましたが、まさにその通りなのだと思います。しかしそれは逆に、誰にでもチャンスがあるとも言えるのだと思います。

 W杯では試合が連続することもあって、ブラジルW杯では、ハリルホジッチ監督は試合ごとにほとんどのメンバーを入れ替えるということもしています。メンバーに選ばれれば、全員がW杯のピッチに立てるチャンスも十分にあると言えるのだと思います。

 海外組、国内組ともに多くの選手がW杯出場目指して強靭な体力、技術を磨いてほしいと思います。そしてW杯本戦では少なくともベスト8、そして優勝を目指して頑張ってほしいと思っています。

 ハリルホジッチ監督には、心無いファンやサッカー記者、日本サッカー協会からの批判で本当に嫌な思いをさせてしまって、日本人として心からお詫びをしたいと思っています。そして厳しい道のりでしたが見事にW杯出場を決めてくださって心から感謝したいと思います。

 最後に、どんな時でもずっとスタジアムに足を運んで日本代表を鼓舞し続けてくれたサポーターの皆さんにも心から感謝したいと思います。サポーターの皆さんの応援がなければ間違いなくW杯出場はなかったと思います。これからもW杯優勝に向けて一緒に日本代表を応援していきたいと思っています。
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日本のパスサッカーの限界と堅守速攻

 2014年ブラジルW杯では日本は1勝もできず一次リーグで敗退しました。中でもコロンビア戦では、ディフェンダー同士の普通のパス回しのボールさえ奪われ、日本のパスサッカーの限界が見えた試合でもあったのだと思います。

 2013年の親善試合ではオランダにドロー、当時飛ぶ鳥落とす勢いだったベルギーに勝利することができましたが、親善試合ではオランダもベルギーも自分も怪我はしたくないし、相手に怪我をさせてはいけないということで、おそらく7割から8割の力でなるべくフィジカルコンタクトを避けたプレイをしていたのだと思います。W杯本戦だったならば、相手の怪我や自分の怪我も関係なく全力のプレイになるために日本のパスサッカーが通用したかどうかわからなかったのだと思います。

 日本がW杯で勝ち進むためには堅守速攻以外ないと私は確信しています。実際2010年南アフリカ大会では、岡田監督はエースの中村俊介選手を外してスピードのある選手だけを集めて速攻に特化したチームにしました。そうすることでほぼベスト8と言っていいベスト16という好成績を収めることができました。

 ではそれは古い戦術なのかといえば全くそうではなく、ハリルホジッチ監督は堅守速攻でアルジェリアを率いて予選を突破し、決勝トーナメントで優勝したドイツを延長戦まで追い詰めています。

 では堅守速攻が万能なのかといえばそうではなくて、相手によっては防戦一方となり相手の攻め疲れを待ってチャンスを伺うという展開もあるでしょうし、相手の動きが良すぎてチャンスが作れない場合にはパス回しやボールの出し入れで相手を疲弊させたところでその隙をつくという展開もあるのだと思います。しかしそこで局面を切り開くのは速攻であることには変わりがないのだと思います。

 前回のオーストラリア戦では一番前にいた原口選手がボールを奪い、長谷部選手にパスをして自分がゴール前まで走り込んで先制点を奪いました。

 日本の攻撃陣は守備が上手く一番前にいる選手がボールを奪うシーンも珍しくありません。その時にほかの選手が上がってくるのを待って攻撃を始めると、その間に相手のディフェンスが整ってしまって折角のチャンスを失ってしまうのだと思います。

 一番前の選手がボールを奪った場合には、自分でドリブルで上がってシュート、PK、フリーキック、コーナーキックを狙うか、ゴール近くでボールをキープしながら味方がくるのを待つか、もしくは原口選手のように近くの選手にパスをして自分でゴールを取りにいくべきなのだと思います。

 またパスも横のパスは奪われやすいですが、縦方向のワンタッチの前後のパスは奪われる危険が比較的少なく、相手を翻弄しながらチャンスを広げることもできるように思います。

 オーストラリア戦は大事な試合であると同時に、本気の試合で堅守速攻を試す数少ない機会になるのだと思います。

 必ず勝って、W杯本戦を見据えた試合にしていた

北朝鮮による北海道東方へのミサイル発射に関して

 昨日北朝鮮が北海道の東方の公海に向けて弾道ミサイルを発射しましたが、これはアメリカを挑発するというよりも、国内での金正恩氏の求心力を維持するためという意味合いの方が強いのではないかと思います。

 予告したグアムではなく全く違う方向へのミサイルの発射で、しかも北海道の一部をかすめるだけの絶妙なコースで、ほぼ首都である平壌からのミサイル発射で失敗すれば北朝鮮本土に被害が及ぶコースを通っていることから、日本の領土に落として日本に被害を与える意思も全くないというメッセージとも受け取れるのだと思います。

 これは日本に被害を与えることでアメリカを怒らせたくないということと、日本ともことを構える気はないという二つの意図が見て取れるように思います。

 つまりこれはアメリカを挑発するということではなく、北朝鮮国内で金正恩元帥様がアメリカに対して恐れをなしたという噂が少しでも広がることを防ぐために発射したものと考えていいのではないかと思います。

 今後北朝鮮がどのような手段に訴えるかは全くわかりませんが、アメリカや日本に配慮したものになるように私は考えています。

 一方アメリカでは、交渉のハードルが少し下がって核ミサイル開発を中断すれば交渉に応じるという要人も出てきて、北朝鮮を核保有国と認めた上での交渉が始まるのではないかという見方が出てきています。北朝鮮が核開発を放棄することは考えられませんし、遅かれ早かれそうならざるを得ないのではないかと思います。

 もしアメリカが北朝鮮と交渉して平和条約を結んだ場合、日本だけが北朝鮮と敵対行動を取るという選択肢はないのだと思います。

 その時のための交渉の準備は今から整えておく必要があるのではないでしょうか。

北朝鮮のグアムへのミサイル発射に関して

 北朝鮮が、グアム沖にミサイルを発射すると予告しましたが、それほど大きな問題にはならないのではないかと思います。

 まず、近海に落とすのでアメリカには一切損失は発生しないので、これを以て北朝鮮を攻撃する理由にはならないと思います。攻撃には二種類あって、一つは全面戦争を覚悟した本格的な攻撃、二つ目は核、ミサイル開発基地だけを狙う限定的な攻撃です。前者は韓国はもちろん日本やアメリカ本土への攻撃の危険もありますし、中国のみならずロシアも加わるおそれも十分にあって第3次世界大戦の様相になることも考えられます。この選択肢はまずないと言えると思います。後者の場合には、核ミサイル開発基地は北朝鮮全土に偏在し、しかも隠れ基地もあるのでそれを同時に全て破壊することは不可能と言われています。取りこぼしがあれば全く意味はないのでこの選択肢もないのだと思います。

 一方北朝鮮に関してですが、まずアメリカに対して実質的な被害を与える意思がないことは明らかなのだと思います。そして島根、広島、高知の上空を通ってということにわざわざ言及していて、日本にアメリカを説得して欲しいというメッセージと受け止めることもできるのだと思います。したがって、ミサイルを発射しないということも考えられますし、ミサイルを発射してもそれに日米韓が反応しなければそれ以上エスカレートすることも考えにくいのだと思います。

 トランプ大統領は、狂人を装い相手を屈服させるマッドマンセオリーに従って行動しているのだと思いますが、北朝鮮の挑発に対しては冷静に対処すべきだと思います。また北朝鮮が核開発をやめる可能性は全くないと言えるので、核保有国と認めた上で韓国や日本を守る方途も検討していくべきだと思います。私は、まず北朝鮮と韓国が話し合い朝鮮戦争を終わらせて両国が平和条約を結ぶことを条件にアメリカも北朝鮮と平和条約を結び、その後日本も平和条約を結ぶという道を探っていただきたいと思っています。韓国の人々の多くは北朝鮮に対する嫌悪感を持っておらず、北朝鮮に近い文在寅政権ならば、韓国が大幅譲歩をすることでそれも可能なのではないかと思っています。中国と香港の関係が参考になるのではないでしょうか。また、それが実現できなくても話し合いの期間だけは朝鮮情勢も安定し、交渉に長い時間をかけていけば、事態が好転していくこともないとは言えないように思います。

 厳しい条件のもとにあっても、朝鮮半島の人々にとっても、日本にとってもアメリカにとっても最もよい結果を導き出せるように知恵を絞っていただきたいと思っています。

森友問題は近畿財務局による詐欺未遂の可能性も

 森友問題の全貌は既に明らかになっているのだと思いますが、そのことを裏付ける証拠が次々と提示されているのだと思います。

ゴミが次から次と掘り出される状況から、近畿財務局に対して籠池夫妻が瑕疵担保責任を厳しく追及し、それを認めた財務局がしぶしぶ多額の値引きに応じたということが明確になったのだと思います。確かに総理夫人の名前も出してはいましたが、やはり籠池婦人から損害賠償を請求すると言われたことが決め手だったのではないかと思います。訴訟が起こされれば当然ニュースにもなりますし、どうしてこのようなことになったのか細かいところまで調査されることは明らかだったのだと思います。

 本来会計法に従って国有地の売却が行われていれば、ゴミが完全に撤去された上で競売という形となり、かなりの売却益が見込めたところを、国会で制定された法律よりも官僚が自ら制定した政令を根拠として随意契約を結んだことで、大きな損失を生む結果となりました。売却価格の1億3200万円はまるまる損失ということになっています。これは本来踏むべきプロセスをサボタージュした近畿財務局の背任行為と断定せざるを得ないのだと思います。

 また新しいメモの中で、新しい材料を見つけて値引きすると記されていますが、もしも近畿財務局が最初から埋められたゴミの存在を知っていたとするならば、瑕疵担保責任というよりも、重要な不利益事実を隠して多額の賃貸契約を結ぼうとしていたということで、詐欺罪に問われるおそれもあったのだと思います。航空局、財務局は知らなかった体を装う以外無かったのではないでしょうか。

 国有地の売却は基本競売にかけられるはずなのに、元々は大阪音大への売却が進んでいました。そこで大阪音大への売却が破綻するのですが、もしかするとゴミの問題も絡んでいたのではないかという疑いもあります。その後森友学園への売却が決まるのですが、なぜ競売ではなく随意契約にこだわったのか、それはゴミが埋まったまま高く売却できるところを探していたからではないかという疑念も拭い去ることができません。近畿財務局と大阪航空局がゴミが埋まっていたことを知っていたか否かは、整地をした業者に経緯を尋ねれば簡単に明らかになるのだと思います。

 この問題について財務省に開示請求をした文書が全て黒塗りだったことも、これらの経緯を隠すためと考えれば全て辻褄が合ってくるのだと思います。

 安部総理への忖度と国による詐欺事件での逮捕と、近畿財務局にとってどちらの方が深刻だったかは考えるまでもないのだと思います。

 百歩譲って婦人の名前を出したことで多額の値引きがなされたとします。私も大学の時の知人や大学の後輩にも国会議員がいますが、例えば交通違反をして後輩の国会議員と写った写真を見せて罰金や減点を免れたとしてます。そのことで後輩の国会議員に責任が及ぶのでしょうか。もうすこし冷静になったほうがいいと思います。

 マスコミの行為は何の証拠もない単なる推測による安部総理に対する人民裁判との指摘もあります、安倍総理の名誉回復のためにも、近畿財務局が犯した罪を明らかにするということでも、真実を報道していただきたいと思っています。

憲法改正と内閣支持率

 内閣支持率に関してはひとつの明らかな法則があるのだと思います。前回内閣支持率が急落したのは、集団的自衛権の合憲化を含む安保法制の改正時で、今回は憲法改正と共謀罪、これに森友加計問題が加わることで内閣支持率は危険水域にまで暴落しました。

 憲法、特に9条に対する国民の意識は数年前とは大きく変化しているのは間違いないのだと思います。中国や韓国に対する蔑視という点ではあまり変わらない一方で、世論調査やインターネットの意識調査、ニュースに対する意見を見ると、安倍総理の右寄りの発言や政策に対する批判の多さには驚きを隠せません。特に若者の意識が大きく変わっているのではないかと思います。

 今回加計学園の問題が内閣支持率を大きく下げたのは間違いないと思いますが、おそらくそれがなくても内閣支持率はかなり下がっていたのだと思います。

 この秋に憲法改正の発議に向けた自民党案を国会に提出するということですが、この行為はかなり危険な行為と言わざるを得ないと思います。

 安保法制にしても共謀罪にしても、世論調査ではむしろ賛成の人の方が多かったのにもかかわらず、成立時には内閣支持率は急落しています。憲法改正、特に9条に関しては世論調査でも賛成が半数にはるかに満たない状態で、これを強引に進めれば、内閣のみならず、自民党の支持率も取り返しがつかないくらい暴落し、無党派層が現在よりも急増することは確実なように思います。

 その無党派層の票は、小池新党が国政に進出した時に一気になだれ込み、都議選のような現象が国政においても見られる可能性はかなり高いのではないかと思います。

 憲法改正の議論は、今の自民党には党の存続に関わるほどの致命的な大打撃になるおそれも十分に考えられるのだと思います。

 憲法改正までのタイムテーブルにこだわるべきではないと思うのですがどうでしょうか。

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