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日本の未来のために

 日本の政治は三流と言われていますが、その最も大きな原因は官僚主導の政治、霞ヶ関永久政権にあるのだと思います。政治家が官僚の言いなりになることで政策には常に天下りが関わっていて、逆に天下りのための政策も多々有り、役割を終えた政策も天下りのためにいつまでも残るといったことで、政策の多くが的外れで非効率的なものとなっているのだと思います。国益よりも省益を優先する官僚が幅を利かせている限り、日本の政治が一流と呼ばれることはないのだと思います。

 日本は世界が経験したことのないような超高齢化社会がさらに深刻となり、新興国の台頭により競争力も失われていく段階に入っています。今までのように一流の経済が三流の政治を支えていくことは不可能な時代になっていくのだと思います。国益に沿った形で、合理的で効率的な政治が不可欠なのですが、それを実現するのは極めて難しいと言わざるを得ません。

 今現在、官僚主導の三流の政治を変えようとのスローガンを掲げ、それを実現できる可能性のある政治家は小池百合子氏以外にいないのではないかと考えています。巨大自民党政権、多くの識者、メディアを敵に回しながらも笑顔で対峙するそのハートの強さは、日本のすべての政治家の中でも他の追随を許さず、そして、オールジャパンとも言える強力な圧力を、暴風といっていいほどの旋風に変えて勢力を拡大していく選挙戦術は、憲政史上最強と言っていいように思います。

 今まで私は、小泉政権、民主党政権と、日本が変わることに期待してきましたが、ことごく裏切られてきました。安部総理でなんとか少し日本の政治が変わるところまできたと思ったのですが、ポスト安倍には全く期待できず、日本もこれで衰退の一途をたどるのかと思っていました。しかし、小池氏の政治的な台頭でのぞみがつながったと思っています。しかしながら、小池氏の圧倒的な国民的人気をもってしても、官僚主導の政治をひっくり返すには、多くの実力者、官僚、御用学者、官僚の言いなりのメディアとオールジャパンを敵に回すことになるおそれもあって、並大抵のことではありません。その戦いで刀折れ矢尽きた状態になっても、小池氏がファイティングポーズをとり続ける限り私は全力で支持していきたいと考えています。

 これからまさに命を削り茨の道を切り開く戦いとなるのだと思いますが、日本の未来のために踏ん張って頑張ってもらいたいと思っています。
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来月の国際親善マッチで本田選手の招集を見送り

 来月の国際親善マッチ2試合で、本田選手の招集を見送る方針であるとの報道がなされました。

 私は、アジアにはひいて守る国が多いことから、パスで崩すサッカーができる本田選手は絶対に必要と考えていましたが、W杯ではそのような国はほとんどなく、ハードワークができてスピードのある選手を集める必要があるので、これからの戦いに本田選手は残念ながら必要ないのではないかと思っています。

 特に、本田選手はハリルホジッチ監督を軽んじるような発言も時々していて、先日のサウジアラビア戦でも速攻の意識が全くなく大きなブレーキにしかなっていませんでした。

 本田選手には、まずは意識を変えること、そして高地であるメキシコでハードワークとスピードを取り戻すことが必要で、実際にはそれはかなり難しいのではないのかと思います。

 私は本田選手をバッシングしてきた多くの人のような感情は一切ありませんが、世代交代の波は止めることはできませんし、W杯で勝ち続けるためには本田選手の居場所は現在のところないと言わざるを得ないのだと思います。

 のぞみはかなり薄いと言わざるを得ませんが、ハリルホジッチ監督の評価を大きく覆すことができるくらいコンディションを上げてW杯で必要な選手となれるよう、かなりの努力が必要なのではないかと思っています。

消費税を今すぐに上げる必要がない二つの理由

 日本の財政状況が破綻寸前と言われていますが、確かに負債額だけを見ればいつ破綻してもおかしくなく、すぐにでも消費税を上げなくてはならないように思えますが、「有事の円」と呼ばれるように日本の財政への国際的な評価はかなり違っているようです。消費税を今すぐに上げる必要がない理由が二つあると私は考えています。

 まず財務省が作成している平成27年度「連結財務書類」を見みると、連結の負債総額が1423.9兆円に対して資産総額が 958.9兆円となっています。この貸借対照表には日銀が保有する国債の総額が記されていませんが、現在の時点で400兆円と言われています。来年も緩和は続けるので、バランスシートで見れば負債を資産が上回ることもあるのだと思います。
(http://www.mof.go.jp/budget/report/public_finance_fact_sheet/fy2015/20170330gaiyou.html)

 元財務官僚の高橋洋一教授は、統合政府で考えた場合には日銀は政府の子会社となり、親会社の負債に対する債権を子会社が所有する形となるのでその分は相殺されると主張しています。そして利払いに関しては、日銀が得た利益は国庫に返すことになるので実際に支払わないのと同様になるとしています。ノーベル経済学賞受賞者であるスティグリッツ教授も日銀保有分の国債に関しては無効化(相殺)できるとしています。

 通貨の価値に関しては様々な要素で決まるので一概には言えないのかもしれませんが、高橋教授は安倍政権以前の異常な円高は円の希少性に起因するとしていました。リーマンショックに伴ってFRBとECBが、現在の日本とは比べ物にならない超金融緩和を実施していたのに対して、日本のマネタリーベースが全く増えないことから相対的に円の希少性が高まり、異常な円高になっていました。高橋教授は、日本も金融緩和を実施することで円安になると主張していましたが、当時メディアに出演していた経済学者、評論家はそのことに懐疑的で、実際には金融緩和が実施されて、1ドル80円を切っていたのが、120円台にまで下落しました。

 メディアで活躍する学者や評論家の言うことはあまりにトンチンカンで、金融緩和をしたら金利が急上昇して国債が暴落するとかハイパーインフレになるとか言っていましたが、先行して超絶金融緩和を実施していたアメリカや多くのヨーロッパの国々はそんなことは起きていないのは調べるまでもなく明白で、一般人である私ですらそんなことは絶対にないと分かっていましたし、そのような意見もしていました。このことに関しては、多くのニュース番組が放送法第4条3項に違反していたと思っています。

 多くの学者や評論家が一瞬でばれるデタラメを言っていたのに対して、高橋教授の経済予測の正確性は突出していました。金融緩和で失業率が下落すること、それにともなって自殺者や凶悪犯罪が減少すること、消費増税を実施すれば賃金の上昇は難しくなることなどすべて的中しています。失業率に関しては、欧米の中央銀行は失業率の低下に責任を負っていて、今回日本でも金融緩和によって失業率が大幅に下落したことを受けて、日銀にも失業率に関する責任を負わせるべきだと私は強く主張したいと思っています。欧米に出来て日本に出来ないことはなく、それができないと主張するのであれば、中央銀行の質が、欧米とは比べ物にならないほど劣っていることを自ら認めることになるのだと思います。

 話はそれましたが、金融緩和によって円安になったという事実があるのに対して、現在の状況は欧米が大規模金融緩和を終えて、日本だけが金融緩和を続けている上にFRBが何度も利上げに踏み切っていることから、更に円安に振れていなくてはならないのですが、現在の円相場は1ドル110円前後で、FRBが大規模金融緩和を続けていた時よりも円高になっています。20日のFOMCの発表で今後円安傾向になると予想されていますが、本来の円安の動きから見れば円高傾向にあると言っていいのだと思います。経済予測をほぼ的中させている高橋教授はその理由として、日本が世界最大の債権国であること、日銀が大量の国債を保有することで負債が相殺され、他国よりも財政がはるかに健全化されていることを挙げています。マネタリーベースの増加による円の希少性の喪失や、金利差による円安要素をはるかに上回るほど、日本政府に対する世界からの信頼性が高まっているということなのだと思います。

 もう一つ消費増税をするべきではない理由は、デフレ脱却に至っておらず本格的な賃金上昇がないにも関わらず、所得税や法人税が増加していて、所得税に至っては安部総理就任の前年から4兆円近く増加しています。(http://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/010.htm)これでデフレから完全に脱却し本格的な賃金上昇のトレンドができた場合、所得税や法人税がどれだけ増加するのか見極める必要があるのだと思います。私は消費増税は必要がないと思っていますが、消費税を上げるにしても、デフレから脱却してしばらくしてからでなければ、適切な消費税率を確定できないのではないかと思っています。

 日本の将来や国民生活に直結する問題なので、世界の知恵も借りながら慎重な議論をお願いしたいと思っています。

北朝鮮のミサイル実験に見える日本との将来

 北朝鮮が先日、日本の上空を通過する二度目のミサイルを発射しましたが、これをもって北による日本への核の脅しのおそれがあるとの指摘は誤りである可能性が高まったのだと思います。

 もしもアメリカが北朝鮮の核保有を認めた場合、北による日本への核の脅しがあるのではないかということがまことしやかに言われていますが、普通に考えてそれはないと言えるのだと思います。

 もしもそんなことが可能ならば、日本に対して拡張主義を隠さず、しかも北朝鮮よりもはるかに強力で日本全体を壊滅させるだけの核を持つ中国やロシアがとっくに行っているはずです。なぜそれをしないのかといえば、それをすればアメリカと戦争になるおそれがあるからで、ロシアや中国はできないけれども北朝鮮ならできるというのはかなり無理があるのだと思います。

 北朝鮮は、グアム沖へのICBMの発射実験を行うと宣言していましたがそれはいまだに実施されていません。それはアメリカの領海近くにミサイルを落とせばアメリカと戦争になるおそれがあるということと、グアムへのミサイルの発射に失敗した場合、日本の領土にミサイルの一部が落下するおそれがあって、そちらのほうがアメリカとの戦争の引き金になる確率が高いと踏んでいるからなのだと思います。

 その証拠に、日本への痛烈な批判とは裏腹に、今回のミサイルの発射は津軽海峡の上空を通過しただけで日本の領土には全く落ちるおそれのないコースを通っていきました。これ自体がアメリカとの戦争を避けたいという意思を明確に表しているのだと思います。

 そしてもう一つメッセージが隠されていて、核保有国とアメリカに認められた場合、日本に核の脅しをかけるよりも日本と国交を正常化して、中国や韓国が受け取ったような経済支援という名の戦後賠償を要求する方がはるかに安全で大きな利益が得られることくらいは北朝鮮も分かっていて、前回よりも安全なコースを選んでいることが日本への秋波とも受け取れるのだと思います。

 日本はアメリカに北朝鮮を核保有国と認めてほしくないと思っているでしょうが、それを決めるのはアメリカであって、日本のできることには限界があります。

 ニクソン大統領時のような頭越しの交渉の可能性は否定できず、そうなったときのこともしっかりと準備をしておくべきだと思います。アメリカと北朝鮮が不戦協定を結びながら日本が北朝鮮と敵対関係を続けるという選択肢はありえません。

 日本は拉致問題も抱えていますが、北朝鮮と国交回復をしたあとでも拉致問題を一歩でも進められる戦略も熟考する必要があるのだと思います。

 希望的観測のみに囚われることなく現実を見据えて、あらゆる事態に対応できるよう深謀を巡らしておく必要があるのだと思います。

CM出演とケガや不振

 選手のCM出演とその後のケガや不振にはかなりの相関関係があるのではないかと私は考えています。当然これは科学的に証明することはできませんし、選手にケガや不信はつきものですから偶然やこじつけと考える人もいると思います。また選手批判にもなるので今まで言っていませんでしたが、あえて意見をすることにしました。

 その傾向は相撲界に顕著で、私の知る限り横綱になるまでにCM出演やテレビに頻繁に出演した力士で横綱になった人は一人もいません。意外に思うかもしれませんが、貴乃花や若乃花も大人気であったにもかかわらず、CM出演はしていなかったように記憶しています。最近では遠藤関、逸ノ城 関、照ノ富士関がCM出演していますが、ケガや不振が絶えません。照ノ富士関は本当に強くてCM出演があっても横綱になるのではないかと思っていましたが、CM出演直後に足に大怪我を負って、綱取り挑戦にすら至っていません。

 そのほかの競技でも、フィギュアスケートの浅田真央さん、羽生結弦選手、サッカーの香川真司選手、野球の大谷翔平選手、テニスの錦織圭選手、ゴルフの石川 遼選手、スキージャンプの高梨沙羅選手も不審と言わないまでも成績が落ち始めています。

 人気選手がほかの事で忙しくなりすぎて十分に練習時間が取れなかったり、体調維持の努力がおろそかになったりといったことが考えられるのだと思いますが、それだけでは十分に説明することはできず、人には才能や努力に応じた収入の限度が相対的に決まっていて、その限度を超えた場合、何らかの形で支払わなければならなくなるのではないかと私は考えています。

 この傾向は今に始まったものではなくかなり前から感じていました。ただし、例外の選手もいて、イチロー選手や体操の内村航平選手はCM出演があっても偉大な記録を作り続けています。しかしそれは類まれな才能と、誰にも真似することができない不断の努力で、さまざな試練があってもそれを乗り越えられているだけとも言えるのかもしれません。

 これから平昌オリンピック、W杯、東京オリンピックと、大きな大会に向けて世界を狙える若い力が雲のごとく台頭してきています。その一人一人が十分に力を発揮できるように、周りの人達も、選手が競技に専念できるような環境作りに協力してあげていただきたいと心から願っています。

サウジアラビア戦であらためて確認できたこと

 サウジアラビア戦は、非常に暑く厳しいコンディションで、6万人もの大観衆のアウェイ戦であった上にモチベーションが全く違ったとは言え、本当に残念な結果に終わったのだと思います。オーストラリア戦で少し良くなったのにまた元の日本に戻ってしまったように感じました。

 前半は、本田選手が前線にいて二人が前に走っているにもかかわらずその二人にはパスを出さなかったことが象徴しているように、速攻の意識は感じられず、必要のないパス回しをしてしかもそのパスを奪われて相手にチャンスを与えるという展開だったと思います。本気の試合では普通のパスを通すのも難しく、パスの数が増えた分だけ相手にチャンスを与えるリスクが高まるということもわかりました。W杯では日本のパスサッカーは通用しないということがあらためて証明された前半だったのだと思います。

 後半になって本田選手がベンチに下がって、シンプルに前にボールを出すことでゴールのチャンスが増えましたが、ゴールに至ることはありませんでした。そのパスが次第に大きく雑になることでそれを相手に奪われ、多くの決定的なチャンスを与えた結果、決勝点を奪われることになりました。最後は苦し紛れのパワープレイに活路を見出そうとしましたが、パワープレイが得点に結びついた記憶がほとんどありません。最後に得点できるときは闇雲に大きなパスを出す時ではなく、選手のひらめきと明確な意思に基づいたプレイで相手の隙を突いたときだけなのだと思います。

 今回のような試合をしていたらベスト8どころかまた1勝もできずにW杯を終えるのは確実なのだと思います。やはり堅守速攻に専念しながらも日本らしい繊細さも交えた形で素早く相手のゴールを奪いにいくことが必要で、W杯で絶対にしてはいけないことをあらためて確認できたということでは、大きな収穫のあった試合だったと言えるのかもしれません。

 また、日本人の主力はヨーロッパ組が多く、暑さに極めて弱いという弱点があるのですが、幸い今回のW杯はロシアということでその心配がないというのは非常に大きいのだと思います。

 そして、W杯まではまだ9ヶ月もあるというのもよかったのだと思います。勝負はW杯前の合宿と親善試合で、1ヶ月もあれば日本は大きく変われるポテンシャルの高い国なのだと思います。

 世界のレベルは本当に高く、南米の予選を見ても勝負に対する厳しさが日本とは比べ物にならないくらいあって、殺気すら感じます。でもどんなに実力差があっても工夫と運次第ではジャイアントキリングが可能であることもサッカーの大きな魅力の一つなのだと思います。

 諦めることなく一人一人が実力を上げて、W杯本戦でひとつでも多く勝ち進めるよう頑張ってもらいたいと思います。

 また、今回の試合ではサポーターの応援の力の大きさもあらためて認識させられたように思います。本当に異様な雰囲気で、日本に決定的なチャンスがあったにもかかわらず、まったく得点できるように思えませんでした。W杯でもサポーターの力は非常に大きいのだと思います。サウジ戦に駆けつけてくれたサポーターのみなさんにもお疲れ様と言いたいです。これからもサポーターの皆さんの力にも期待したいと思っています。

サウジアラビア戦の重要性

 最終予選の初戦は、悪意があるとしか思えないような審判による誤審によって落とし、長いW杯の歴史の中で初戦を落としてW杯出場を勝ち取った国はないと言われてきたなかで、主力が調子を落とし、負傷者が続出する中でもW杯出場を一番に決めた指揮官に対して、オーストラリア戦を落としたならば辞任すべきと主張していた人たちは、サッカーに関する見識とともに人間性すら疑わざるを得ません。

 そのような理不尽があって、しかもご家族が大変な中でも日本を指揮してくださるという決断をしてくださったハリルホジッチ監督の誠実さ、忍耐力、度量の大きさには驚きを隠せません。心から感謝申し上げたいと思います。

 ここでハリルホジッチ監督が辞任されるということになればW杯で勝ち進むのは困難になると覚悟していましたが、引き続き日本代表の指揮官を続けてくださるということで、ロシアでの日本代表の活躍を今から待ち遠しく思っています。

 しかし、名指揮官をもってしても、W杯で勝ち進むのは非常に困難であることには変わりがありません。しかもこれからは親善試合も数多く組まれるとは思いますが、相手が怪我のリスクも顧みずに本気でプレイをするという試合はもうないのではないかと思います。その意味で次のサウジアラビア戦はロシアに向けて本気の試合ができる最後のチャンスとも言えて、非常に大事な試合になるのだと思います。

 9月5日は、W杯で戦うチームの雛形となるようないい試合を期待しています。

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