2020/03/30
ロックダウンを避けるために
千葉県の障害者施設の集団感染の対応には耳を疑いました。症状の有無にかかわらず全員検査と思いきや、ここでも症状が出た人しか検査をしないというのはどういうことなのでしょうか。阪神の藤浪投手の例を見ても、嗅覚や味覚の障害があるだけで発熱も咳もないのに3人が感染しています。これは症状がなくても感染するという確かな証拠で、アメリカでは発熱も咳もないのに肺炎がかなり進んでいるという例がかなり見られるとの医師の告白もありました。今回の東京の感染経路不明の罹患者急増は、外国から帰ってきた、症状のない複数の感染者による感染拡大のおそれがかなりあるのではないかと思います。空港では症状のある人間だけを検査していて、その網を症状のない感染者がくぐり抜けたおそれは否定できないのだともいます。
少なくとも濃厚接触者、今回のような集団感染の場合は、症状の有無に関係なく全員検査をすべきなのだと思います。症状のない感染者によるさらなる感染拡大防止のため、症状がないまま肺炎が進み、気がついたときにはもう手遅れという悲劇を増やさないためにも、疑わしい場合には全員の検査が必要なのだと思います。
結局網を張っていてもその網に症状のない感染者が通り抜けてしまう大きな穴があいていたら、オーバーシュートやロックダウンを防ぐことはまず不可能なのだと思います。
中国や韓国はやたらと検査をすることで感染者の急増を抑えています。中国や韓国にできて日本でできない理由を明確にしていただきたいと思います。医療技術において日本は、中国や韓国よりも遥かに劣っているという認識でよいのでしょうか。
中国や、韓国で採用されている日本のPCR検査よりも精度が高く、多くの検査が可能な検査体制を一刻も早く日本も導入するべきなのだと思います。
有田病院のウイルス制圧の成功例を持つ和歌山県は、国とは異なる独自の基準で多くの検査を実施しています。知事にはそのような権限があるのですから、小池都知事も東京を守るために、ロックダウンを防ぐ体制を一刻も早く整えていただきたいと思います。
それともう一つ、アビガンが新型コロナウイルスの治療薬として承認されるとのことですが、一刻も早く承認していただきたいと思います。中国では軽症患者の場合、10人のうち7人が七日以内で完治するとの研究結果が出されています。日本でも特に高齢者や持病のある方に早期に投与することで、多くの重症化を防げるのではないかと思います。また、自宅療養の感染者の家族や、医療従事者、福祉施設の職員等が定期的に予防的に服用することで、感染のリスクをかなり低下させ得るのではないかとも思います。
今は緊急事態で、平時の規制にこだわってはいけないのだと思います。思い切った判断で、多くの命、多くの中小企業、多くの雇用、日本の経済全体を守っていただきたいと思います。