2020/09/17
秋冬にかけて一層のコロナ対策の強化を
第一波に比べて今回は重症者数が少なくなっていますが、東京の場合にはPCR検査が充実して発見がかなり早くなっていること、重症化させない治療法がある程度確立できていること、気温が高くなりウイルスの動きが弱まり、逆に人の免疫力が寒い時期に比べて高まっていることなどの理由によるものなのだと思います。秋から冬にかけて気温の低下とともにウイルスの動きが活発になり、人の免疫力が下がるため、特に免疫力が最も下がる12月には細心の注意が必要になるのだと思います。
秋から冬にかけて、各都道府県、飲食店、個人で更なる感染拡大防止の努力が必要になってくるのだと思います。
まず、各都道府県ですが、少なくとも濃厚接触者、クラスターとなった施設の全員検査は滞りなく実施できるようなPCR検査の体制は必要なのだと思います。しかし、いくら感染者の早期発見ができていても、ほとんどが自宅療養ということになれば家族に感染し、その家族から感染が拡がったり、ひとり暮らしの場合でも誰が監視しているわけでもないので隔離に協力できているのか確認することができません。可能な限り全員の宿泊施設等での完全隔離が必要なのだと思います。また、事情によって自宅療養になった場合でも、2週間経過したあとでもPCR検査で陰性を確認する必要があるのだと思います。感染が確認された人から感染が拡大するということは絶対に避けていただきたいと思います。
飲食店に関してですが、第一波も9時以降の外出自粛、今回も10時以降の営業自粛要請以降、目に見えて感染者が減少していることから、夜間の飲食店さえ感染防止策が徹底されれば医療施設が逼迫するような感染拡大には至らない可能性が高いと言えるのだと思います。
1m以内でマスクをしないで15分話をしたら濃厚接触者であるという基準から、相手が感染していた場合、飲食店で食事をしたら高確率で感染するという意識を多くの人が持つ必要があるのだと思います。利用客同士の飲食時の飛沫感染を防ぐために各テーブルのパーティションは絶対に必要なのだと思います。
また、利用客がマスクをしないで話をしている場合にはマスクをするよう促すだけでかなりの感染が防げるのではないかと思います。どうしても店の要請に従わない利用客がいた場合には、警察が介入できるような法律の拡充も必要になるかもしれません。
最も重要なのがエアロゾル感染を防ぐための十分な換気なのですが、営業時間中ずっと扉を開放することができない場合もありますし、一箇所だけ扉を解放しても意味がない場合もあります。最近、シャープのプラズマクラスターが新型コロナウイルスの除去に非常に効果があると聞きました。すべての店舗にプラズマクラスターの空気清浄機を設置するよう要請するべきなのだと思います。
最後に私たち個人でできることですが、友達と飲食する前にはポピドンヨードを含んだうがい薬でうがいをする、または同薬を含んだのどスプレーを十分に舌に噴霧するだけでも舌で繁殖したウイルスを減少させる効果があるように思います。話をして感染させるというのは舌で繁殖したウイルスが飛沫とともに相手の目鼻口に侵入することによって起きるので、飛沫中のウイルス量を減少させていれば感染リスクはかなり抑えられるのではないかと思います。また、感染させられた側も帰宅後に同薬を含んだうがい薬でうがいをすれば、ウイルスの繁殖を抑えられえるので感染自体を防ぐことも可能なのではないかと思います。会食前後のうがいはかなり有効なのではないかと思います。
また、飲食時は黙る、話をするときにはマスクをするという習慣を身につけるというのが最も重要なのだと思います。東京で感染がかなり拡大した時には飲食店でもマスクをする人が増えていましたが、また少なくなってきているように思います。これからの季節が最も注意が必要になってくるわけですから、感染状況に左右されることなく飲食店でのマスクの着用の習慣を早く身につけて、マスクをしていない場合には店側も注意ができるような状況にしておく必要があるのだと思います。それが店も人も新型コロナから守ることにつながるという意識を強く持っていただきたいと思っています。
これ以上新型コロナによる犠牲者を増やさないために、出来る限りの努力をオールジャパンで続けていく必要があるのだと思います。