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温暖化、寒冷化の両睨みで準備を

 北極海の氷に異変が起きています。日本の気候と北極海の氷には相関関係があって、ここ10年では冬に北極海の氷が増加すれば暖冬、そして夏になると北極海の氷面積が一気に減少するという傾向がありました。しかし今年は北極の氷面積が2010年代の平均以上を保っているにもかかわらず日本は厳冬になっています。これは北極海上空の寒気の範囲が大きく増加していることが原因であると考えられます。ここ10年は北極海の寒気の勢力が著しく縮小していて、日本まで寒気が南下すると北極海上空の寒気がちぎれてなくなってしまっていて、北極海の気温が上昇し北極海の氷が増加しないという状況が続いていました。そして次の夏には冬の間に冷やされた空気や海水が北極に流れ込むことで北極海の氷面積がそれほど減少しないというパターンがありました。逆に冬の間寒気が南下しないと北極海上空に寒気がとどまることで北極海の氷面積は増加し続けるのですが、北極圏以南の空気や海水温が上昇し続けてそれらが夏に北極海の温度を上昇させ北極海の氷面積を著しく縮小させるというパターンを繰り返してきました。それが最も顕著に現れたのが2012年で、それ以降もこの2つのパターンが繰り返されてきました。しかし、2021年には冬に北極海の氷面積が増加しているにもかかわらず夏の氷面積も例年よりも増えていて、今年の冬は日本がかなりの厳冬であるにもかかわらず北極海の氷面積は2010年代の平均以上の氷面積を維持し続けています。そして今年の夏はトンガの火山の大噴火の影響で冷夏となり、北極海の氷面積も例年以上に増え続ける可能性があります。これを繰り返せば世界は小氷期に突入するおそれがあって、それが小氷期ならばいいのですが、再び氷期に突入するおそれも否定できなくて、そうなれば温暖化よりも遥かに多くの命が失われるおそれがあります。

 地球の歴史を10万年単位で見ると、氷期は9万年、間氷期は1万年というサイクルを繰り返していて、そのサイクルに従えば、すでに2000年前に氷期に突入していなくてはなりません。つまり、いつ氷期が始まっても全く不思議はないと言っていいのだと思います。氷期に比べれば温暖化のデメリットは微々たるものと言ってよくて、逆に温暖化には多くのメリットがあると言ってもいいのだと思います。人間が生命を維持するためには大量の淡水が必要で、飲料水、生活用水、工業用水、農業用水等人口の増加に従って莫大な量の淡水を必要とします。気温が上昇すれば水蒸気も増加し、降水量も増加します。小氷期であった17世紀と比べると現在の降水量は遥かに増加していて、70億人を超える人口を曲がりなりにも養えているのは温暖化のおかげとも言えるのだと思います。これが氷期に突入すれば、水蒸気量は間違いなく減少し、降水量も著しく減少するのは間違いありません。特に農業用水の不足は深刻で、これだけ人口が膨れ上がったなかで農業用水が十分に確保できなれば、貧困国を中心におそらく数億人の命が失われるのではないかと思います。

 地球は9割が氷に覆われる期間が占めていて、その要因が全くなくなったとは考えられません。現に今は寒冷化の走りであるおそれも否定できないのだと思います。温暖化にせよ寒冷化にせよ、地球は常に大きな気候変動を繰り返していて、世界はそれに備える必要があります。それには多くの資金が必要で、気候変動対策基金といったものが絶対に必要なのではないでしょうか。北欧諸国は政治の透明化に定評があり、基金の運用にも優れた能力を発揮しています。ノルウェー、デンマーク、フィンランドといった国々に資金を集めて管理、運用をしてもらい、あらゆる気候変動に備えるというのはどうでしょうか。

 温暖化だけではなく、寒冷化のおそれも全く排除できるとは思えません。世界は両睨みで双方の事態に備える必要があるのではないでしょうか。
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経済を止めずに多くの命を救うために

 オミクロン株は重症化しにくいと言いますが、中等症には至りやすく、感染者が多ければ重症や死亡に至るケースもかなり多くなることはすでに実証済みと言っていいのだと思います。今は少し感染者は減少傾向にありますが、これはワクチンや集団免疫によるものではなく行動変容によるものなので、横ばい、またはステルスオミクロン株の影響で再び増加に転じるのは間違いないと言っていいのだと思います。そこで大切なことは、コロナだけではなく、死に至る病や事故に遭った方々が適切な処置を受けられずに亡くなったりひどい後遺症に苦しんだりといったことをなんとしても避けることなのだと思います。そのためには中等症患者を治療できる野戦病院のような医療施設をできる限り増設する必要があります。そうすることで経済を動かしながら医療崩壊を防ぐことが初めて可能になり、これなくしてウイズコロナはありえないのだと思います。経済を止めることによる損失や、飲食店等に対する補償に比べれば新しい医療施設の増設にかかる予算は微々たるものと言っていいのではないでしょうか。できるならば、現在利用できていない企業の福利厚生施設や宗教法人の施設、公明党に頼んで創価学会の施設を利用させてもらうということも検討に値するのではないかと思います。

 もう一つ気をつけなかればならないことは、ワクチンに感染予防効果はほとんど期待できないことで、ワクチンで抗体が増加しても、大きく変異を遂げて感染力を遥かに増したオミクロン株の感染を防ぐことははっきり言って絶望的と言っていいように思います。ワクチンを接種した安心感で基本的な感染対策が疎かになると、ワクチン接種率が高くなればなるほど感染者が増すという皮肉な結果が生じないとは言い切れません。ブースター接種をしても感染を防ぐ効果は期待できないということをはっきりと多くの人に伝えて、接種後も感染対策を緩めないようはっきりと伝える必要があるように思います。

 他国に比べて日本の医療体制は平時から極めて脆弱で、ほんの少し感染が増えただけで簡単に医療崩壊を招いてしまいます。この状況を改善すべく政府や自治体には全力で医療体制の強化をお願いしたいと思います。多少費用が嵩んでも経済を止める損失や、何より多くの命が失われることに比べれば、大した支出ではないということを重ねて強く申し上げたいと思います。

ウイズコロナを可能にするために

 都内の感染者数はおそらくこのままピークアウトということになるのだと思いますが、これは外国のように大量感染により抗体を得た人が増えたわけではなく、3回目のワクチン接種の接種率から考えても集団免疫の獲得ということは考えられないのだと思います。これはやはり都民の行動抑制によるものであって、都民は感染者数や医療の逼迫の情報に基づいて自ら行動を自粛する傾向があります。従来株からデルタ株に置き換わる際にそれまでは1回でもワクチンを接種していれば6割程度の感染防止効果がありました。しかし、デルタ株になってからば1回では防止効果が激減したという過去があります。オミクロン株は大きく変異を遂げている上に飛沫に含まれるウイルス量が圧倒的に多いので、3回目のワクチン接種後でも感染防止効果は期待はできないのではないかと私は考えています。したがって、感染者数の減少やまん延防止等重点措置の終了とともに都民の行動抑制が甘くなるので再び感染者数が増加に転じることが予想されます。

 オミクロン株は重症化率や死亡率が低く、感染者が増加しても経済を止める必要はないのではないでしょうか。しかし、それには条件があります。東京の医療体制は平常時から常に逼迫していて、救急患者のたらい回しなど日常茶飯事と言っていいように思います。したがって、少しでも感染が広がった時点で深刻な医療逼迫状況に陥ることになります。これを避けるためには、軽症患者は基本的に自宅療養にして重症化の恐れのある人、中等症患者までは宿泊施設や病院以外の新設の医療施設で酸素投与や薬剤の投与ができる体制を作ることが必要で、病院での治療は重症患者と重症になる恐れのある中等症の患者だけにするべきなのだと思います。宿泊施設や野戦病院のような医療施設ならば他の入院患者がいない分、医療従事者の負担が少なくなり、僅かな人数で多くの患者をケアすることができます。そこで節約できたマンパワーで、重症者やコロナよりも致死率が遥かに高い事故や病気の患者に適切な処置を施すことが可能になるのではないでしょうか。このような体制ができればかなりのコロナ患者に対応することができて、医療崩壊を防ぎながら経済を止める必要がなくなるように思います。逆にこのような体制ができなければいつまで経ってもウイズコロナの社会の構築は不可能なのではないでしょうか。

 今回ピークアウトしても必ず第7波は来ます。その時のための体制を今から整えていただきたいと考えています。

犠牲者を最小限に留めるための最善の体制を

 オミクロン株の出現によって、ワクチンに関しては感染防止の効果はほぼ期待できなくて、発症率、重症化率、死亡率の低下が目的になったと言えるのだと思います。その意味では若い人の3回目の接種はあまり意味がなくて、高齢者の方々に今すぐにでも接種していただきたいと思います。

 先日東京で集団接種会場での接種が始まりましたが、モデルナということで若い人の接種希望者が多いのではないかと思います。若い人はモデルナのほうが効果が高いことを知っているので集団接種会場でも足を運ぶのだと思いますが、高齢者はモデルナを嫌う傾向があると聞いています。接種した高齢者のお一人は、「モデルナでも打たないよりかはマシだから」と仰っていて、高齢者の多くがモデルナとアストラゼネカを勘違いしているおそれがあります。 また逆に効果は高いということがわかっていても副反応が怖くて二の足を踏んでいる方もいらっしゃるのではないかと思います。高齢者はほぼ副反応はなく、3回目接種は分量が半分になるので副反応はそれほど恐れる必要はないように思います。そこで、各地の病院、診療所での接種をすべてモデルナにして、各医院の先生にしっかりと説明していただくというのはどうでしょうか。交互接種のほうが効果が高く、免疫力が強化される期間が長いのではないかと思います。ワクチン接種の対象を高齢者を最優先にする必要があるのではないでしょうか。

 先日、母を心不全で救急搬送していただきましたが、まずはかかりつけ医で診察していただき、心臓がうまく働いていいないことから肺に大量の水が貯まっていて、大きな白い影がレントゲンで映っていました、念の為他のクリニックでPCR検査を受けられるように手配していただきましたが、クリニックに行く途中で全く動けなくなってしまい、私の判断で救急車を呼ぶことにしました。ただPCR検査の途中で動けなくなったということでコロナを疑われ、病室が空いていないことから10件以上に断られて、1時間半くらい搬送先が決まりませんでした。本人はコロナ禍になってほとんど外出をしておらず、1年位外出は病院くらいという生活をしていましたし、家族も飲食店には全く行っておらず、コロナのおそれはほぼないということを根気良く伝えることで、ようやくひとつの病院が検査と治療だけしてくださることになってようやく搬送していただきました。

 コロナ病床が小平近辺ではほぼ満床になっていて、コロナの疑いが少しでもあれば、心筋梗塞のように肺炎と同様の症状がある場合には搬送すら非常に難しい状況になっていると言っていいのだと思います。これから感染した方の症状が悪化する方が激増するはずで、コロナだけではなくこの時期に増える心筋梗塞の患者の治療が遅れることで完治が難しくなったり亡くなる方も増えていくおそれがあります。コロナよりも心筋梗塞のほうが圧倒的に致死率が高いので、コロナで亡くなる方よりも多くなるおそれも否定できません。今とは異なる医療体制が必要なのだと思います。

 中等症までは宿泊施設や野戦病院のような施設に収容するよう徹底するべきなのだと思います。中等症までは酸素と薬剤の投与だけでよく、措置は病院である必要はありません。野戦病院のような形にすれば、他の病気の患者はおらず、医療従事者の負担も大幅に減らすことができます。そして少ない人数で多くの患者をケアできるので、そこで節約できたマンパワーをコロナの重症者や急を要する命に関わる患者の治療に振り向けることができるのだと思います。感染拡大の波が来ることが予想できたときには自動的に野戦病院式の施設が設置できるよう体制を整える必要があるのではないでしょうか。政府や自治体が適切な対応ができることで多くの命が救われます。コロナと医療崩壊で亡くなられた方々の命を無駄にしないために、より洗練された体制づくりをお願いしたいと思います。

犠牲者を最小限に留めるための最善の体制を

 オミクロン株の出現によって、ワクチンに関しては感染防止の効果はほぼ期待できなくて、発症率、重症化率、死亡率の低下が目的と言えるのだと思います。その意味では若い人の3回目の接種はあまり意味がなくて、高齢者の方々に今すぐにでも接種していただきたいと思います。

 先日東京で集団接種会場での接種が始まりましたが、モデルナということで若い人の接種希望者が多いのではないかと思います。若い人はモデルナのほうが効果が高いことを知っているので集団接種会場でも足を運ぶのだと思いますが、高齢者はモデルナを嫌う傾向があると聞いています。接種した高齢者のお一人は、「モデルナでも打たないよりかはマシだから」と仰っていて、高齢者の多くがモデルナとアストラゼネカと勘違いしているおそれがあります。 また逆に効果は高いということがわかっていても副反応が怖くて二の足を踏んでいる方もいらっしゃるのではないかと思います。高齢者はほぼ副反応はなく、3回目接種は分量が半分になるので副反応はそれほど恐れる必要はないように思います。そこで、各地の病院、診療所での接種をすべてモデルナにして、各医院の先生にしっかりと説明していただくというのはどうでしょうか。交互接種のほうが効果が高く、免疫力が強化される期間が長いのではないかと思います。ワクチン接種の対象を高齢者を最優先にする必要があるのではないでしょうか。

 先日私の母を心不全で救急搬送していただきましたが、まずはかかりつけ医で診察していただき、心臓がうまく働いていいないことから肺に大量の水が貯まることで大きな白い影がレントゲンで映っていました、念の為他の病院でPCR検査を受けられるように手配していただきましたが、クリニックに行く途中で全く動けなくなってしまい、私の判断で救急車を呼ぶことにしました。ただPCR検査の途中で動けなくなったということで、コロを疑われ、病室が空いていないことから10件以上に断られて、1時間半くらい搬送先が決まりませんでした。本人はコロナ禍になってほとんど外出をしておらず、1年位外出は病院くらいという生活をしていましたし、家族も飲食店には全く行っておらず、コロナのおそれはほぼないということを根気良く伝えることで、ようやくひとつの病院が検査と治療だけしてくださることになってようやくは搬送していただきました。

 コロナ病床が小平近辺ではほぼ満床になっていて、コロナの疑いが少しでもあれば、心筋梗塞のように肺炎と同様の症状がある場合には搬送すら非常に難しい状況になっていると言っていいのだと思います。これから感染した方の症状が悪化する方が激増するはずで、コロナだけではなくこの時期に増える心筋梗塞の患者の治療が遅れることで完治が難しくなったり亡くなる方も増えていくおそれがあります。コロナよりも心筋梗塞のほうが圧倒的に致死率が高いので、コロナで亡くなる方よりも多くなるおそれも否定できません。今とは異なる医療体制が必要なのだと思います。

 中等症までは宿泊施設や野戦病院のような施設に収容するよう徹底するべきなのだと思います。中等症までは酸素と薬剤の投与だけでよく、措置は病院である必要はありません。野戦病院のような形にすれば、他の病気の患者はおらず、医療従事者の負担も大幅に減らすことができます。そして少ない人数で多くの患者をケアできるので、そこで節約できたマンパワーをコロナの重症者や急を要する命に関わる患者の治療に振り向けることができるのだと思います。感染拡大の波が来ることが予想できたときには自動的に野戦病院式の施設が設置できるよう体制を整える必要があるのではないでしょうか。政府や自治体が適切な対応ができることで多くの命が救われます。コロナと医療崩壊で亡くなられた方々の命を無駄にしないために、より洗練された体制づくりをお願いしたいと思います。

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