2022/09/26
円安のメリットを利用すべき
金利を上げるべきという論調が目立ちますが、エネルギー、食料品以外のいわゆるコア物価がほとんど上がっていません。この状態で金利を上げてしまうと、経済が大きなダメージを被り、新卒の就職率の下降、正社員になかなかなれないという状況に再び陥るおそれが出てきます。そうなると、少子化に更なる拍車がかかり、高齢者を支えきれなくなって、若者だけの問題だけでは済まなくなります。また、今回の円安は安全保障の観点からも、千載一遇のチャンスとも言えるのだと思います。
中国と相対した場合、日本には経済的なガードしかありませんが、中国への依存が強すぎて経済制裁すらできない状況になっています。せめて製造業におけるサプライチェーンだけても日本に戻さないと、中国のやりたい放題になってしまいます。今回の円安と、世界的な超インフレを利用して、製造業における脱中国依存を断行すべきなのではないょうか。
日本に工場が戻ってくれば、人手不足から、賃上げにつながる可能性も出てきます。
円安を嘆くばかりではなく、ピンチをチャンスに変える行動力が問われているのではないでしょうか。