2015/12/24
古舘伊知郎氏の報道ステーション降板に関して
古舘伊知郎氏が報道ステーションを降板するということですが、正直裏切られたという気持ちでいっぱいです。古舘氏とは、細かいところでは考え方の違いもありましたが、前大戦に対する考え方、安全保障に対する考え方は近いものもありますし、特に消費増税に関しては、私が見ている番組では、古舘氏だけが反対の意向をはっきりと述べていて、頼りになる味方を失ったという喪失感を強く感じます。
日本は、これから戦前回帰の方向に大きく転換していくおそれは否定できませんし、次の参院選で、与党が勝利するようなことがあれば、、戦後長きにわたって守られてきた憲法が初めて改正されるということが現実味を帯びてきます。
憲法改正に関する条項が改正されれば、9条のみならず、権力にとって目障りな基本的人権に関する条項の変更も試みられる公算が高いと言わざるを得ないのだと思います。
中国の拡大主義の動きが今よりも活発化した時に、安全保障の名のもとに憲法改正の発議がなされれば、国民投票でも過半数にいたるおそれは残念ながら否定できません。
日本の方向性が大きく変わるという時に、古舘氏がいなくなるのは、日本にとって大きな損失になるのかもしれません。
報道ステーションを降板しても、古舘氏の信念を発信するのはやめないでいただきたいと思います。
むしろ、公平さを求められるという足かせがなくなることで、遠慮なく発言ができるようになることを期待しています。
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