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重苦しい空気を一変させた原選手

 開会当初は、やはりオリンピックは特別な大会で、簡単にはいかないということを改めて痛感させられていました。

 メダル確実と思われた高木選手がスピードスケート3000mで5位となり、フィギュア団体も5位に終わり、平昌全体が日本選手にとって重苦しい空気に包まれている感じがして、もしかしたらトリノオリンピックの時のようにメダル一つという結果にもなりかねないと思っていました。

 その空気を打ち破ってくれたのがモーグルの原大智選手で、重苦しかった空気が一変し、メダルラッシュにつながっているのだと思います。平昌オリンピックMVPと言ってもいいように思います。

 今回なかなか金メダルまで届きませんが、高梨選手、平野選手、渡部選手にしても、持てる実力を最大限に発揮してのメダル獲得で、日本のスポーツ界全体が、メンタル面においてはひとつ上の次元に進めたように思います。

 また、一人の選手が複数競技に参加するメリットは非常に大きいと感じる大会でもあると思います。複数種目に挑戦することで開発される能力もあるでしょうし、なにより4年に1度というとてつもないプレッシャーを分散できるのは非常に大きいのだと思います。また、大会会場の状況やオリンピック独特の雰囲気を複数回経験でき、その経験を活かす試合が何度もあるというのは、一競技にしか参加しない選手よりも圧倒的に有利と言えるのではないかと思います。

 オリンピックを目指す選手はできる限り多くの種目に参加できるよう努力をすることで、日本全体のメダル数増加につながるのではないかと思います。

 まだ寒くて厳しいオリンピックは続きますが、最低でも3つの金メダル、そしてなるべく多くのメダル獲得が実現できるよう、選手には実力を出し切って欲しいと思います。

 今回の大会で、日本選手は大きく変わったと言われるような大会にしていただきたいと思っています。
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