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パスサッカーよりスピードサッカーを

 今回のW杯で日本は世界と互角に戦えることが分かりましたが、一方で大きな差があることも分かりました。

 スペインやクロアチアの選手のパスは普通のパス回しの時から速くて正確で、こちらが間合いを詰める間もなくボールが動いていきます。ボールを奪いにいったら前方に決定的なパスが渡りそうで、プレスをかけるのもためらわれます。また、囲まれて苦し紛れに出したような長いパスでも味方の選手に向けての正確なパスとなって、容易にボールを失うことがありませんでした。この点においては、日本は数段劣ると言ってよくて、改善の余地が多いにあるように思います。残念ながら、パス回しですら大きな差があるので、パスで相手の守備を崩して得点を狙っても、取れて1点、ハイプレスをかけられれば決定的なチャンスを幾度も与えることになります。

 吉田選手は、1秒でも長くボールを持って攻撃を工夫することが必要と言われていましたが、それでは世界と戦える唯一の武器であるスピードを捨て去ることになります。それでW杯を勝ち抜くことは到底不可能と言わざるを得ません。

 自分たちがボールを支配して攻撃ばかりしていれば、ディフェンダーは楽ができて責任も軽くなっていいですね。でも楽して勝てる程、格好つけて勝てる程W杯は甘くないと強く申し上げたいと思います。楽がしたいのであれば代表をやめるのが一番楽ができていいじゃないですか。楽がしたい、責任を負いたくない。年をとっても楽して日本代表でいたいという選手がいるのは、はっきり言って迷惑です。

 モドリッチ選手は37歳で誰よりも走り続けています。私はバスサッカーよりスピードサッカーの方が強いと思っています。そしてそれは今回のW 杯で日本が証明してきたことです。W杯で勝ち抜くために何をなすべきか、もう一度しっかりと考え直していただきたいと思います。
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